ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2017年3月
« 2月  
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
コラム 記者ワープロ

学生8人が入団へ 来月研修、活性化に期待

(12/30)

消防団活動認証制度

 一関市消防団(大森忠雄団長)が、若い世代の団員確保を目指して10月に始めた「学生消防団活動認証制度」が順調な滑り出しを見せている。2017年1月1日付で、市内在住の専門学校生や高専生8人の入団が決まった。団員約2700人のうち10~20代が約5%で高齢化が進む中、関係者は「消防団の活性化につながる」とし、新戦力に期待している。

 市消防団の定員は2900人。16年4月現在の団員は2718人で、05年と比べ250人ほど減少。20代は150人、10代は1人と極端に少なく、学生の団員は新市誕生後に1人いたが、現在はゼロとなっている。

 こうした状況に危機感を抱いた市消防団は、若年層の入団を促進して担い手を増やそうと、団員として活動した学生の功績を認める同制度を創設。団員として1年以上活動した大学生や専門学校生らに対し、地域社会に貢献したとして市長名の認証証明書を交付することとした。

 市消防本部総務課消防団係は、学生側は団員として一定期間活動した実績をアピールでき、企業側は社会貢献に力を入れた学生を確保できるとして、市内の大学や専門学校などのほか、企業に同制度を周知。11月末までに18~24歳の学生8人から入団の申し込みがあった。

 8人の内訳は男性6人、女性2人で、国際医療福祉専門学校一関校や一関高専に通う学生。来月中に辞令交付や初任団員研修が行われる見込みで、2月ごろから団員として本格的に活動する。

 同係によると、8人とも救急救命士や消防士を目指しているといい、同係では「若い学生の団員が活躍していることを知ってもらい、入団する学生がさらに増えてくれれば」としている。

 第3分団2部に入団する予定の一関高専4年の阿部翼さん(19)=同市滝沢=は「自分たちが活動して消防団の魅力を発信できれば。生まれ育った一関を守り、支えていきたい」と決意を示し、同分団の千葉清分団長(65)は「若い人が入団してくれるのは大変貴重。大事に基本を教えていきたい」と話す。