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コラム 記者ワープロ

焼き餅入り七草がゆ

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シニア野菜ソムリエの千田さんがお薦めする「餅入り七草がゆ」。焦げ目の付いた餅と七草、かゆの食感が絶妙という

シニア野菜ソムリエの千田さんがお薦めする「餅入り七草がゆ」。焦げ目の付いた餅と七草、かゆの食感が絶妙という

 セリの収穫がピークを迎えているこの時期、無病息災を願って作られるのが「七草がゆ」。セリの他、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロが“春の七草”に数えられる。7日の朝に食べると邪気を払うとされており、古き良き日本の風習として根付いている。

 塩で味付けしたかゆに七草を入れるシンプルなレシピが一般的だが、シニア野菜ソムリエの千田広子さん(56)=一関市大町=方では焼いた餅を具材として投入。子供の頃から同市千厩町出身の祖母らが作ってくれたといい、「七草の日は台所からお餅の焼ける良い匂いがしていた。他の家では(餅を)入れないと知り驚いたが、餅食に親しんでいる一関でなぜ定着していないのかが不思議だった」と振り返る。

餅のほか、スモークサーモンやイクラを加えて洋風にアレンジした七草がゆ

餅のほか、スモークサーモンやイクラを加えて洋風にアレンジした七草がゆ

 かゆは、米1合に対して5~6倍の水を入れて炊く。焦げ目が付くまで焼いた一口大の餅を2、3個入れ、刻んだ七草を加えて完成。とろみのあるかゆと餅、シャキシャキとした七草の食感が絶妙だ。「炊飯器のおかゆ機能を使えば、土鍋よりも簡単に調理できる。スモークサーモンやイクラ、チーズを入れて洋風にしたり、ごま油などで中華風にアレンジするのもお薦め」

餅入りかゆの具材として入れたスズシロ(ダイコン)、セリなどの青物

餅入りかゆの具材として入れたスズシロ(ダイコン)、セリなどの青物

 一関地方は昔からセリの産地として知られ、一関藩医建部清庵(1712~82年)の著書では「精気を養い、血行を良くし気力を充実させ、健康を増進する」と紹介されている。「七草全てをそろえるのが手間という人は、ビタミン、ミネラルが豊富なセリをベースにして2、3種類の青物を入れて作るだけでも良い。焼き餅と合わせ、地域の食材を使った健康的な季節のメニューとしてぜひ食べてみて」と、地元ならではの味わい方を提案する。