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コラム 記者ワープロ

1年の幸福 いっぱい 中尊寺で金盃披き

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酒がなみなみとつがれた杯を傾ける中尊寺金盃披きの参会者

酒がなみなみとつがれた杯を傾ける中尊寺金盃披きの参会者

 平泉町の中尊寺(山田俊和貫首)で8日、新春恒例の「金盃披(きんぱいびら)き」が行われた。県内外から集まった約150人が、大中小の3種類の杯になみなみとつがれた酒を一息に飲み干し、今年1年の幸福と五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。

 金盃披きは、同寺一山の僧侶が元日から8日間、国家安泰などを祈る「修正会(しゅしょうえ)」の結願(けちがん)を祝い、毎年この日に開く行事。1897(明治30)年の金色堂修理の際に賞勲局(現内閣府)から銀盃を賜ったのを機に地元有志や総代を招いて祝ったのが始まりで、1968年の金色堂解体復元修理の完工を記念して現在の金盃で行われるようになった。

 今年は大広間改修のため本堂で開催。山田貫首が結願を報告し、「皆で協力して平和で幸せな地域、国をつくるために努力していかなければならない。1杯と言わずいっぱい味わい、1年を無病息災、家内安全に過ごせるようこのひとときを過ごしてほしい」とあいさつした。

 鏡開きをしたたる酒の前には3種類の杯が用意され、参会者は両手で受けた杯に金色のひしゃくで酒が満たされると静かに飲み干した。改修に携わる会社員井上雅祐さん(50)=大阪市=は初めて参加し「おいしかった。(来秋の完成に向け)工事が順調に進むように願いました」と話していた。