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コラム 記者ワープロ

厳寒の争奪戦 熱く 興田神社蘇民祭

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体から白い湯気を上げながら蘇民袋を取り合う男衆

体から白い湯気を上げながら蘇民袋を取り合う男衆

 一関市大東町鳥海の興田神社に伝わる蘇民祭は8日早朝、同神社などで行われた。上半身裸でさらしを巻いた男衆が蘇民袋争奪戦や柴燈木(ひたき)登りなどの神事を繰り広げ、厄払いや無病息災、五穀豊穣(ほうじょう)を願った。

 県内外から集った男衆35人は、午前3時に大東開発センターを出発。同神社を参拝し、井桁状に神木を組み上げた柴燈木に登って身を清めた。

 蘇民袋の争奪戦は6時に開始。男衆が「ジャッソー、ジョヤサ」と掛け声を上げながら山を下り、興田の町中に入ると激しい肉弾戦を繰り広げた。沿道の人たちからは「いいぞ」「頑張れ」などと声が飛び、バケツの水を浴びせられた男衆の体からは真っ白い湯気が立ち上っていた。

 争奪戦を目の当たりにした小山綺玖乃さん(興田小学校5年)は「初めて見るが、気迫に驚いた。着込んでいる自分でも寒いのに、裸でぶつかり合っているのはすごいと思った」と目を丸くしていた。

 2015年からは開催日を1月第2日曜日とし、同神社蘇民祭青年部(千田秀明部長)がフェイスブックなどインターネットを通じて参加を呼び掛けた。千田部長は「岩手の蘇民祭保存会の立ち上げもあり、例年以上にPRできたと思う。今回は県内だけでなく横浜市など関東からの参加もあったので、これからも祭りを盛り上げていきたい」と話していた。