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コラム 記者ワープロ

古文書がひもとく歴史 一関市博物館テーマ展

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一関市博物館のテーマ展「古文書いろは 地域の歴史をひもとく」。市内各地で守られてきた江戸時代の古文書や絵図など115点を紹介している

一関市博物館のテーマ展「古文書いろは 地域の歴史をひもとく」。市内各地で守られてきた江戸時代の古文書や絵図など115点を紹介している

資料115点を公開

 一関市博物館のテーマ展「古文書いろは 地域の歴史をひもとく」は、同市厳美町の同館で開かれている。市内各地で守られてきた江戸時代の古文書や絵図を紹介。変体仮名など独特の字体でつづられた資料の数々が、当時の役人の仕事や農民の暮らしぶりを今に伝えている。3月26日まで。

 就学率、識字率ともに世界一とされた江戸時代に作成され、郷土史を語る上で欠かせない資料である古文書に親しんでもらおうと開催。市民が同館に寄贈したものや個人蔵の資料を中心に115点を展示している。

 8代将軍徳川吉宗が献上品に対する答礼として2代一関藩主田村誠顕に宛てた「将軍御内書」、大肝入(きもいり)が舞草村の失火にまつわる裁判を記録した「御詮儀落居留(ごせんぎらっきょどめ)」など幕府や役人の業務に関する古文書から、現在の花泉町永井で使用されていた手習い帳、農民の暮らしや心得を記した「百姓条目」、夫婦の離縁状(三くだり半)など、庶民の生活が垣間見える資料までさまざま。

 古文書のほか、幕末の一関城下や旧金沢村などを表した絵図も展示。このうち「大肝入屋敷慶事衆会図」は、仙台藩領磐井郡東山北方大肝入の屋敷を描いたもの。かみしも姿の大肝入と思われる人物と約100人の農民たちを前に、藩の役人が文書を読み上げている様子や、酒と料理が振る舞われているにぎやかな光景などが詳細に記録されている。

 変体仮名を使った銘菓のパッケージや老舗そば店の看板など、現代に残る古文書の文字を紹介するコーナーもあり、来館者の目を引いている。

 相馬美貴子副館長は「古文書と聞くととっつきにくいイメージがあるが、地域の歴史を伝える大切な資料。身近な内容のものも多いので、この機会に目を向けてもらいたい」と話している。

 開館時間は午前9時~午後5時。月曜(祝日の場合は次の平日)休館。入館料は一般300円、高校生・学生200円。中学生以下無料。