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コラム 記者ワープロ

「青春 思い出して」 NSP 平賀さんに聞く

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スリーハンサムズとして一関市でのコンサートに出演するNSPの平賀さん

2時間半ぶっ通しで20曲、トークも
来月一関公演のスリーハンサムズ

 フォークグループ・NSPとふきのとうのメンバー3人による「スリーハンサムズ」。NSPの故天野滋さんの思いを継ぎ、全国各地で演奏活動を展開して7年。2月12日には天野さんの古里であり、NSPが学生時代を過ごした一関市で4年ぶりのコンサートが開催される。メンバーの平賀和人さん(63)=花巻市出身、一関高専卒=に、スリーハンサムズ結成の裏話やコンサートの見どころを聞いた。

 ―スリーハンサムズといえば、NSPの平賀さんと中村貴之さん、元ふきのとうの細坪基佳さんによる3人組。どのようなきっかけでユニットを組んだのか。

 ふきのとうとは昔からジョイントコンサートなどをやっていて、細坪さんともデビュー前から仲が良かった。2005年に天野君が亡くなってからも、この3人でお酒を飲みながら思い出話をしたり。07年に天野君の曲でいろんな人を集めたトリビュートライブをやったが、それ以降は演奏の機会がなく…。中村君と「またみんなで何かしたいね」と話していたところ、細坪さんが「俺で良かったら」とメンバーに入ってくれた。(天野君の)七回忌に合わせて花巻で初めてコンサートを開き、70年代風の緞(どん)帳(ちょう)を使った演出などで盛り上がったのを覚えている。

 ―北は岩手、南は沖縄まで全国各地でライブを開き、「スリーハンサムズ」の名前も定着しつつある。独特なユニット名は誰が考えたのか。

 NSPがデビューする際、レコード会社からグループ名と曲風が合っていないと指摘され、天野君が考えたのが「スリーハンサムズ」。何だそりゃと思ったし、レコード会社も「それならそのままでいい」と却下。そのエピソードを思い出し、ユニット名にしてみた。初めて聞く人はびっくりするだろうけど、お客さんも自分たちも慣れたね。

 ―天野さんでつながり、気心の知れた3人でつくるフォークのコンサートの魅力とは。

 音楽はもちろん、1970年代のフォークグループとしてはMCに自信がある。台本通りにいかなかったときこそ、予想がつかなくて面白い。天野君の話をしている時に、いきなりギターの弦が切れた時もあったっけ。今回は地元トークがいろいろ飛び出すかも。みんなが知っているNSPとふきのとうのシングル曲を中心に20曲ほど演奏する予定だけど、曲目は秘密。休憩なしのぶっ通し2時間半のライブなので、熱気あふれるステージになっているはず。

 ―一関でのコンサートは2013年以来。NSP結成の地で久々の演奏となるが、どのようなステージにしたいか。

 特別に意識している訳ではないが、学生時代を過ごした場所なのでやっぱり懐かしさがある。当時はただの趣味でやっていただけだからプロになるなんて考えもしなかったが、こうして音楽に関われているのは感慨深い。そんな先輩がいたということを、今の人たちにも知ってほしい。何より天野君の詩の世界には、一関の風景がたくさん書かれている。お客さんにもそういったことを感じてもらい、青春時代を思い出して明日の活力になるようなコンサートにできれば。