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コラム 記者ワープロ

掃除、買い物、ごみ出し… 30分ワンコインで

(2/11)

1回30分500円で掃除の仕事に励む一関市シルバー人材センター会員。手際よく作業し、利用者に喜ばれている=1月27日、佐賀さん方

シルバー人材セ
高齢者支援が好評
実働56件、リピーターも

 一関市シルバー人材センター(桂田芳昭理事長)は、2016年度から高年齢者支援サービス事業を進めている。市内に住む60歳以上の高齢者世帯を対象に、家事や庭手入れなどの軽作業を30分につき500円で請け負い、生活を援助する取り組み。開始から1年が過ぎようとしているが、繰り返し利用するリピーターも見られ、元気なシニア世代の力を500円玉1枚のワンコインで借りられるとあって今後も需要は伸びそうだ。

 この事業は、国から地域就業機会創出・拡大事業の補助金を交付され、16年4月に認可を受けてスタート。同センターは仲介役として利用者からの仕事の依頼を受け付け、会員を派遣している。

 17年1月末までの依頼件数は37件だったが、1件につき二つ以上の仕事を請け負う場合もあったため、実働件数は56件。仕事内容は網戸立て、ガラス拭き、買い物、墓掃除の水運び、ごみ出しなど多岐にわたっている。

 サービスを定期的に利用するようになった人もいる。市内で暮らす佐賀幸子さん(85)は、体を動かしにくくなって毎日の掃除が負担になったため、自宅の掃除を週1回ペースで依頼している。

 掃除を一つの仕事として1回30分で2人に頼み、代金1000円。佐賀さんは「業者に頼めば高いと思う。30分で1人500円は本当におかげさまで妥当なところ。掃除をしなきゃと思わなくなるだけでも、気持ちがうんと楽になる」と話す。

 1月27日には、松屋サダさん(79)、小野寺紘子さん(73)の会員2人が佐賀さん方に派遣され、手分けして室内を掃除した。限られた時間で手際よく作業を終えた2人は「時計を気にするから忙しいような気分」としながら、「こたつでテレビを見ているよりも、体を動かす方がいい」「仕事に行くと思うと楽しく感じて、前の晩から気になって早起きしたりする」と笑顔を見せた。ボランティア的な要素が強く、人の役に立ち、自分の生活にも張りが生まれる喜びを得られるようだ。

 同センター高齢者・地域就業機会創出・拡大事業コーディネーター補助員の佐々木慶治さんは「介護保険と併用はできないが、介護保険適用外の依頼には応じられる」と利用者の状況に合わせた柔軟な対応に努めている。申し込み、問い合わせは同センター=0191(26)3760=へ。