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コラム 記者ワープロ

食、観光で地域振興 パソナグループ一関に新会社設立

(2/17)

事業の展望について語る松本社長

 人材派遣大手のパソナグループ(東京都千代田区)は16日、東北の産業振興を目指す新会社イーハトーブ東北を一関市に設立した。代表取締役社長には同市出身の松本数馬氏(36)が就任。旅行コンテンツの開発、地元食材を活用した飲食店運営などを展開して交流人口を拡大し、地域活性化を図る。

 同グループは、東日本大震災からの復興を目的に「東北未来戦略ファンド」と銘打ち、地域産業の活性化と雇用創造を目的とした会社の設立に取り組んでいる。これまでにパソナ東北創生(釜石市)、VISIT東北(仙台市)を創設している。

イーハトーブ東北のロゴマーク

 イーハトーブ東北は資本金3000万円で、1年間で地元を中心に社員10人ほどを雇用する計画。▽飲食店の運営▽宿泊事業▽ツアーコンテンツ開発・旅行事業-が主な事業内容となっている。

 宿泊事業では、古民家を改装し宿泊施設として活用。平泉町や一関市厳美町の空き家を候補として挙げ、農業や伝統工芸に触れられるサービスも併せて行う。

 ツアーコンテンツ開発・旅行事業では地元団体や業者の協力を受け、日本舞踊や着付け、神楽などの伝統文化体験を企画。またインバウンド事業に取り組むVISIT東北などと連携し、海外観光客を誘致する。

 飲食店運営では、7月ごろに同市磐井町の一関シネプラザの下に店舗をオープン。関東の著名な調理師が監修し、県南地方の食材を活用したメニューを提供する。餅や曲りネギなど使用する地元特産品は今後、地元業者や市民らからアイデアを募る。

 ロゴマークには地域を明るく照らそうとランプを採用。社名の「イーハトーブ」には「誰でも安心して安らげる現代の理想郷のような地域を作りたい」との思いを込めた。

 松本社長は「人口減少が進んでいく中で、一関を訪れた人たちに長く滞在してもらえるような取り組みが必要になってくる。交流人口を増やし、空き家対策や地元雇用にも寄与できれば」と力を込める。