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コラム 記者ワープロ

豊かな調べで魅了 リュカさん、蕎麦田さん

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一関でのリサイタルでフルートを奏でる(右から)蕎麦田さん、リュカさんと、ピアノを伴奏する東井さん(左から2人目)

師弟、初の演奏会

 フランスを代表するオーケストラ・パリ管弦楽団の首席フルート奏者、ヴァンサン・リュカさんのリサイタル(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)が17日夜、一関市田村町の世嬉の一酒造石蔵ホールクラストンで開かれた。一関ゆかりのフルート奏者で、留学先のパリでリュカさんに師事した蕎麦田さやかさんが企画・共演した初の演奏会となり、師弟で奏でる豊かな調べが聴衆を魅了した。

 リサイタルは16日夜の北上市文化交流センターさくらホールと合わせて2夜連続で行われ、蕎麦田さんがフルート、リュカさんの来日時に伴奏を務めている東井美佳さんがピアノで共演した。

 リュカさんは、「シランクス」「牧神の午後への前奏曲」「フルート・ソナタ」など、フルートの名曲が盛り込まれたプログラムを繊細かつ優雅な音色で繰り広げ、蕎麦田さんとの息の合ったコンビネーションも披露。終盤には情熱的な旋律の「カルメン幻想曲」を巧みに吹き分け、アンコールは日本の童謡「赤とんぼ」で締めくくった。

 演奏の合間には「さやかさんのような生徒がパリで学び、成長しているのを見て、とても誇りに思う」と話し、蕎麦田さんも「リュカさんの美しい音色をパリで聴いた時、岩手に戻ったら皆さんに絶対見てもらいたいと思った。感謝の気持ちでいっぱい」と語った。

 蕎麦田さんの地元とあって会場満員の約130人が詰め掛けた。千厩中学校吹奏楽部でフルート担当の永澤春香さん(14)は「音色もテクニックもすご過ぎる。勉強になった」、母康子さん(36)も「息が一本の筋のように見えた。世界で活躍する人は違う。蕎麦田さんもすてきだった。また一関に来てほしいし、岩手から世界中に羽ばたいてほしい」と余韻に浸っていた。