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コラム 記者ワープロ

日韓交流 懸け橋に ドラマ視聴から通訳案内士合格

(2/23)

韓流ドラマをきっかけに韓国語を習得した須田さん。通訳案内士の合格証書を手に、国際交流に意欲を見せている

一関・須田さん
ガイド挑戦へ意欲

 一関市大手町の主婦須田由布子さん(44)は、韓流ドラマをきっかけに8年ほどかけて韓国語を習得し、難関とされるハングル能力検定1級や国家資格の通訳案内士(韓国語)に合格した。「能力を生かしてボランティアガイドなどに挑戦し、国際交流の懸け橋になりたい」と意欲を見せている。

 須田さんは2008年ごろ、純愛系韓流ドラマを好んで視聴。はまった当初は吹き替え版で見ていたが、「字幕なしで分かるようになったら面白そう」と、韓国語に興味を持つようになった。

 テレビの韓国語講座や市内の教室に通うなどして日常会話を中心に学んでいたが、初心者向けの内容だけでは物足りなくなり、通信教育で本格的な勉強を開始。インターネットでネーティブの発音を確認するなどして熱心に学び、12年には韓国の団体が実施する韓国語能力試験で最高級位である6級に合格した。

 日本のハングル能力検定協会が実施するハングル能力検定には、準2級から段階を踏んで挑戦。1級は韓国語を幅広い場面で自由に活用できる能力が求められるため、一度は面接で落ちて涙をのんだが、16年秋にリベンジし、筆記、面接ともに優秀な成績で合格した。

 同年は、語学関連唯一の国家資格である通訳案内士も受験。インバウンド(訪日外国人旅行者)に対して外国語で観光案内をする専門的な職業のため、「韓国語ができるからと軽い気持ちで受けたが、ガイドのために日本の歴史や地理の知識も必要と知ってびっくりした」という。面接では日本の伝統文化について韓国語で紹介。「振り袖について説明したが、どんな話をしたか覚えていないほどに緊張した。全く自信がなく、2月に合格通知が来ても信じられなかった」と振り返る。

 同資格の合格率は15%程度。「自分が一番驚いている。韓国語が好きで学ぶのが楽しかったからこそやり遂げられた」と喜び、「家にこもって勉強してきたので、これから韓国の方とたくさんコミュニケーションが取れるのが楽しみ。観光案内のため、地域のこともしっかり勉強したい」と目標を掲げている。