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コラム 記者ワープロ

「大槻文彦」法被で発信 市博物館 ユニーク語釈をデザイン

(2/26)

一関市博物館が作製した大槻文彦をPRするオリジナル法被。文彦が編纂した国語辞書「言海」のタイトルや語釈があしらわれている

 一関市厳美町の市博物館は、地元ゆかりの国語学者・大槻文彦(1847~1928年)をテーマにした法被を作製した。文彦が編纂(へんさん)した日本初の近代国語辞書「言海」にある語句の解釈(語釈)などをあしらったユニークなデザインで、先人の業績を広く発信する。

 文彦は一関市出身の蘭学者大槻玄沢(1757~1827年)の孫。文部省から辞書の編纂を命じられ、16年もの歳月をかけて「言海」を完成させた。

 文彦に関する資料などを常設展示している同館が、PRに役立てようとオリジナル法被を作製。「言海」のタイトルからイメージした青海波(せいがいは)の伝統文様のほか、文彦の写真、辞書の奥書きに記されている祖父玄沢の言葉「遂げずばやまじ(成し遂げるまでやめない)」を大胆にあしらった。

 両袖には、「言海」の中でもユーモラスな項目として有名な「ライスカレエ」「猫」の語釈をデザイン。ライスカレエの項目では、カレーライスのレシピがそのまま書かれてあり、猫についてはネズミを捕らえる習性から寒さに弱いこと、一日における瞳の大きさの変化まで細かく記されている。

 法被は3着作製。市教委のほか、文彦の銅像がある一関図書館にも配布した。千葉亮信次長は「イベントなどで積極的に着用し、文彦の偉業を地域の皆さんに伝えられれば」と話している。

 同館では2015年に江戸時代に飢饉(ききん)から民を救うために山野草の活用法を書物にまとめた一関藩医建部清庵、16年に江戸時代の数学・和算をPRする法被を作製した。