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コラム 記者ワープロ

おわらの風 被災地へ中尊寺で奉納演舞

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東日本大震災から6年を迎えるのを前に、中尊寺本堂で演舞を奉納する越中八尾おわら道場の会員

 東日本大震災の発生から間もなく6年、犠牲者の七回忌を前に、「越中おわら」を伝承普及する越中八尾おわら道場(庵進代表)の会員が4日、平泉町の中尊寺を訪れ、演舞を奉納した。哀愁を帯びた音色に合わせて編み笠(がさ)姿の踊り手が舞い、震災で亡くなった人々の鎮魂を祈った。

 越中おわらは、富山市八尾地域の伝統行事「おわら風の盆」(9月1~3日)で披露される歌と踊り。

 同道場では東日本大震災犠牲者を追悼し、被災した人たちの励みになればと、2011年から岩手、宮城、福島など各県の被災地や避難所、各地の復興支援の催事を訪ね、演舞を披露してきた。

 今回で4回目となった同寺への奉納では、一行28人が本堂で三味線と胡弓、太鼓の音、唄とはやしに合わせ、優雅な女踊り、勇壮な男踊りを披露。念仏や合掌を織り交ぜ犠牲者を弔った。

 同寺の山田俊和貫首は「恐れ、悲しみ、苦しみ、悩みを取り除き、皆さんの願いを必ずかなえるという印を結んだお 釈迦(しゃか)様の宝前で奉演いただきありがたい。震災で亡くなった人の七回忌が間もなくやってくる。そういう時にお目にかかれて心が洗われるようだった」と感謝した。

 一行は宮城県七ケ浜町での演舞に続き、同寺を参拝。5日は午前中に毛越寺、午後に陸前高田市の一本松茶屋でも演舞を披露する予定で、庵代表は「(11年に)七ケ浜や中尊寺で披露した際に落ち着いた時にもう一度訪れたいと思っていた。ご縁があって続けられている。演舞を見てもらい、ひとときでも心が和めば」と願っていた。

 同寺では6日、第257世天台座主の森川宏映大僧正を大導師に東日本大震災の慰霊碑開眼法要と物故者七回忌法要が営まれる。