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コラム 記者ワープロ

魅力ある旅行商品に 海外業者、餅食文化を体験

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昔ながらの餅つきを体験する海外の旅行業者ら=一関市厳美町の若神子亭

 農林水産省所管団体の「食と農の景勝地」推進協議会主催のファムトリップ(下見招待旅行)で招聘(しょうへい)した海外旅行業者ら7人が4日、一関、平泉両市町を訪れた。一関もち食推進会議(佐藤晄僖会長)の案内で両市町の名勝、史跡を見学したほか、餅つきを体験したり、藩政時代から続く格式高いおもてなし料理の「もち本膳」を食べたりしながら一関地方に伝わる餅食文化に触れた。5日はインバウンド(訪日外国人旅行者)向けの旅行商品作りについて意見交換する。

 ファムトリップは、両市町が2016年11月に食と農の景勝地に認定されたことに伴う同協議会のインフルエンサー招聘事業の一環。インバウンドの視点で餅食文化を中心とする一関地方の観光資源を海外に発信するとともに、魅力ある旅行商品作りへの助言も受けようと企画された。

 インフルエンサーとは、得意分野に詳しい専門家や知識人、インターネット上で強い影響力を持つ個人ブロガーを意味しており、今回は米国とフランス、台湾の各旅行会社関係者と英国のトラベルライター、台湾のブロガーが1泊2日の日程で訪れた。

 一行は、一関市厳美町の道の駅厳美渓で開催された「一歳児の歩き初め会」を見学した後、名勝・天然記念物の厳美渓、骨寺村荘園交流館(若神子亭)、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された「平泉の文化遺産」構成資産の中尊寺、毛越寺などを回った。

 このうち、若神子亭では、きねと臼を使った昔ながらの餅つきを体験し、同会議の佐藤育郎副会長の手ほどきで「もち本膳」も味わった。

 台湾の旅行会社で日本旅行企画を担当する金郁婷(キンイクテイ)さん(31)は「台湾では甘い物は最後に食べるのが一般的なので、(もち本膳は)甘いあんこ餅から食べるというのが新鮮だった。餅つきはきねが重かったが、十分に楽しめた」と笑顔を見せた。

 5日は関係者による意見交換会を予定しており、佐藤会長は「外国人が求める観光の在り方が変わってきていると聞く。その辺の傾向について伺うことができればと思う」と話していた。