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コラム 記者ワープロ

若獅子 雄々しく 舞川・舞草30年ぶり巡行

(3/6)

舞草地区で約30年ぶりに復活した獅子舞巡行。迫力の舞で地域住民の邪気を払った

 一関市舞川の善楽流獅子舞保存会(熊谷典男会長)は5日、かつて地域で行われていた獅子舞巡行を約30年ぶりに復活させた。30~40代の若手を含む会員ら12人が地元の公民館などを巡って雄々しい舞を繰り広げ、地域の安全や地区民の無病息災を祈願した。

 同獅子舞は、同市舞川の舞草地区に約300年前から伝わる郷土芸能。かつては旧暦2月に地区内の家々を巡って厄払いをしていたが、会員の減少とともに途絶えた。昨秋、同会に地元の男性3人が加入。これを契機に伝統行事を復活させようと、1月から稽古に取り組んできた。

 同日は会員らが午前8時に舞草神社を参拝し、9時の舞川1区公民館を皮切りに計8カ所の集落公民館を巡った。若手会員が中心となり、「腕(かいな)差し」「お脇払い」の2演目を披露。太鼓のリズムに合わせて獅子頭を上下させ、息の合った足さばきを見せながら堂々と舞った。

 久々の巡行とあって、各会場には大勢の地区民が詰め掛けた。あまりの迫力に泣き出す子供もいたが、会員は大きな獅子頭で地区民一人ひとりにしっかりかみつき、今年1年の邪気を払った。

 見物した舞川4区の佐藤宣穂さん(68)は「小さい頃、獅子舞が来るのを楽しみにしていたのを思い出した。伝統行事が復活してうれしい」としみじみ。舞い手の小野寺浩樹さん(41)は「獅子頭を担当したが、とても緊張した。出来はまあまあ」と話し、充実した表情を見せていた。

 熊谷会長は「若い人たちのパワーは素晴らしく、予想以上に良い舞が披露できた。これからも地域の伝統を絶やすことなく、末永く続けていきたい」と語っていた。