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コラム 記者ワープロ

下大籠共老会 七回忌の墓前飾る「彼岸花」

(3/10)

東日本大震災犠牲者の七回忌を前に、色鮮やかな「彼岸花」を仕上げる下大籠共老会の会員たち

 一関市藤沢町大籠の老人クラブ・下大籠共老会(畠山進会長、会員23人)は、墓前に供える造花の「彼岸花」(削り花)作りを行っている。今年は東日本大震災犠牲者の七回忌に当たるため、沿岸部からの注文に応えようと作業を早め、彼岸用を含め12日まで仕上げの作業を続ける。

 太さが2センチほどのコシアブラの皮を剥いだ後、なたを使い直径10~15センチの丸い花を削り出し、赤や青、黄色、紫、ピンクの5色に染め、ツゲの枝に挿して完成させる。

 これらの作業は会員が分担し、それぞれの家庭で続けてきた。仕上げは地元の千松自治会館で行われ、集まった10人余りの会員が、ツゲの枝に花を取り付けたり、5色の花を束ねて1組ずつラッピングしたりして出荷の準備を進めている。

 地元のほか、宮城県気仙沼市や南三陸町など隣接する沿岸部からも予約があり、今年は300組ほど作るという。畠山会長(75)は「年ごとに上達し、昨年より花が大きく良いものができた。七回忌という節目の年でもあり、復興の思いも込めている」と語り、作業に精を出している。

 「彼岸花」は、まだ寒さが残り生花が手に入りにくい春彼岸のお供えとして、主に宮城県を中心に広まった。下大籠共老会のメンバーが宮城県内に足を運んで作り方を学び、仲間に技術を伝えている。