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コラム 記者ワープロ

6年前を教訓に 修紅高 1年生が話し合い

(3/11)

小学4年生の時に発生した東日本大震災を振り返る一関修紅高の1年生

被災時の感情、行動共有

 東日本大震災の発生から11日で6年になるのを前に、一関市字東花王町の一関修紅高校(菊池慧校長、生徒373人)で10日、自然災害について考える授業が行われた。生活教養科の1年生17人が震災当時を振り返り、災害の恐ろしさを再認識するとともに、記憶を風化させない思いを新たにした。

 災害や防災について学ぶ地理の授業の一環。津波で大きな被害を受けた地域の映像を見ながら、被害の大きさを改めて確認した。

 その後、生徒は4、5人ずつグループになり、震災発生時のことを話し合った。当時小学4年生だった生徒たちは「塾にいたが、靴を履かないで外に逃げた」「学校のトイレにいた。逃げられなくなった時のことを考えると怖くなった」「学校の窓ガラスが割れた」「道路が地割れを起こしていた」などと想起。

 近年の自然災害についても議題に上げ、2016年4月の熊本地震、8月に岩泉町などで大きな被害をもたらした台風10号などを踏まえて「日ごろから備えをしようと思った」「自分の身は自分でしっかり守りたい」などと語り、防災意識を高めていた。

 話し合いを受け「震災を語り継ぐことが必要で、絶対に忘れてはいけない」と発表した吉田恵さん(16)は「(今後災害があったときに)悲しい思いをする人がいなくなるよう、震災の教訓を生かすことが大事だと思う」と力を込めた。

 授業を担当した地歴公民科の鈴木桂教諭は「震災から時間がたてばたつほど、被災者の心の傷が深くなることもあれば、6年経過して新たな問題が出ることもある。私たちが関わり続けることが必要だ」と呼び掛けた。