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コラム 記者ワープロ

「共に幸せ」願うハス 中尊寺に折り紙奉納

(3/12)

中尊寺の山田貫首(左)にハスの花の折り紙を贈った平泉中の3年生

 世界遺産連携推進実行委員会(会長・青木幸保平泉町長)が、平泉世界遺産の理念を発信するプロジェクトで取り組んだ「ハスの花」の折り紙が、東日本大震災から6年となった11日に合わせて平泉町の中尊寺に奉納された。出席者は世界平和、震災犠牲者の冥福を祈るとともに、一日も早い復興を成し遂げることを誓った。

 世界平和の祈りプロジェクトは、地域住民や観光客にハスの花の折り紙を通じて、平泉の世界遺産に込められた平和への願いや共生の理念を発信する試み。平泉世界遺産登録5周年を記念し平泉、一関、奥州の3市町と県南広域振興局で組織する同実行委が実施した。

 昨年6月29日から2月末までの間、「世界平和の祈り」「震災復興・希望の光」などのメッセージを印字した折り紙を3市町を中心とした観光施設、文化施設、飲食店など59カ所に設置。

 3市町の全小中学校や花巻、北上、遠野の小中学校、希望郷いわて国体や世界遺産登録5周年記念イベントの会場、県の県外事務所や同町と縁のある福島県国見町でも取り組み、7万3308個のハスの花が集まった。

 11日はプロジェクトのエンディングセレモニーと銘打ち、平泉中学校3年の伊藤大翔君(14)、千葉理奈さん(15)、千葉新奈さん(15)が同寺の山田俊和貫首にハスの花を手渡した。3人は「さまざまなボランティア活動に取り組み、地域の笑顔が戻ってきたが、完全な復興ができていない。完全な復興のために地域の活動に参加し、地域の活性化に貢献したい」と誓った。

 山田貫首は「一人ひとりの心の中に平和を求め、みんなと共に幸せに生きたいという願いを持ち続ける限り、われわれのところにいつか必ず実現される」と大勢の協力と賛同に感謝し、プロジェクトの継続を期待した。

 奉納されたハスの花は同寺本堂に3月末まで掲出。4月以降は同町の平泉文化遺産センターや柳之御所資料館など協力施設に展示される。

 奉納式終了後は、同寺本堂で東日本大震災物故者七回忌回向法要が営まれた。震災発生時刻の午後2時46分には震災物故者慰霊碑の前に集い、梵鐘の音に合わせて黙祷(もくとう)をささげた。