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コラム 記者ワープロ

100年“生きた証し” 千厩高記念樹 アカマツ「遺幹」保存

(3/28)

千厩高同窓会によって「記念樹遺幹」として生まれ変わったアカマツ

 一関市千厩町の千厩高校同窓会(千葉鐵男会長)は、同校の前身である東磐井蚕業学校の生徒が卒業記念に植えた樹齢約100年のアカマツの一部を加工し、「記念樹遺幹」として記念保存した。枝折れや倒木の危険性などを理由に昨年伐採されたもので、アカマツの“生きた証し”として今後生徒や同窓生に観賞してもらう考えだ。

 アカマツは1915(大正4)年に東磐井蚕業学校の第12回卒業生が当時校舎のあった同町千厩字宮敷地内に植樹したもの。長年にわたり同同窓会が剪定(せんてい)などの管理をしてきたが、植樹から100年以上が経過し、枝折れや倒木の危険、維持管理費が高額なことなどを理由に昨年3月に伐採された。

 同窓会ではアカマツの一部で「記念樹遺幹」を制作。地元の須藤建業に加工を依頼し、切断したマツを消毒、乾燥させて仕上げた。高さ50センチ、外周80センチ、直径60センチほどで、年輪が見える状態で土台に設置し、説明板を取り付けた。1世紀を生きた記念樹と同校の歴史を伝える貴重な遺産として生まれ変わった。

 モニュメントは千厩高校の農場でコーティング加工を行い、同校敷地内の同窓会館内に展示している。千葉会長(76)は「こんなに太い幹だと思っていなかったので驚いた。記念樹遺幹として後世に残すことで、生徒をはじめ、同窓生の皆さんにも末永く見てもらえるはず」と期待していた。