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コラム 記者ワープロ

緊急時に「お願い」 高齢者携行のSOSカード作製

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千厩地区まちづくり協議会が作製した「お願い助けてカード」。4月から75歳以上の1人暮らし高齢者を対象に配布を始める

千厩地区まちづくり協
来月から配布へ

 一関市千厩町の地域協働体・千厩地区まちづくり協議会は、高齢者の緊急時を想定したSOSカード「お願い助けてカード」を作製した。所持者の氏名や住所、緊急連絡先などの記入欄を設けたカードで、突然の事故やけが、体調不良で歩けないといった事態に活用してもらう。4月から地区の1人暮らしの75歳以上の人に配布する予定で、安全・安心なまちづくりにつなげていく。

 1人暮らし高齢者の増加や自然災害に備えた取り組みとして、同協議会のお願い助けてカード部会(菅原弘行部会長)が2016年12月から準備を進めてきた。

 「お願い助けてカード」は、はがきサイズの二つ折りカード。内面には所持者の氏名、住所、性別、生年月日、血液型の欄、緊急連絡先とかかりつけ医を記載する箇所などを設けている。外面には助けを求められた人と所持者への注意事項を記載した。高齢者でも見やすい字の大きさで、シンプルなデザインに仕上げた。クリアケース、ひも付きホイッスルのセットで携行してもらい、自宅、外出先での緊急搬送や家族への速やかな連絡、災害時の孤立防止などに役立てる。

 第1ステップとして、千厩地区の75歳以上の1人暮らし約150人を対象に民生児童委員の協力で4月から配布を始める。その後、カードへの記入や携行について実態調査を行い、住民の意見を第2ステップの計画に反映させる。

 菅原部会長(72)は「昔に比べて隣近所の付き合いが希薄化し、高齢化を迎える地域には助け合いや住民同士の結び付きがますます必要になってくる。お願い助けてカードが安全・安心な地域づくりへの足掛かりとなり、他地区にも広がる取り組みとなるよう事業を進めていきたい」と話している。