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コラム 記者ワープロ

地域色打ち出して 県南アートイベント 開催へフォーラム

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地域の資源を活用したイベントについて紹介した小岩さん(左から2人目)ら

 今夏に開催を目指す県南アートイベントに向け、NPO法人いわてアートサポートセンターなどは27日夜、フォーラム「地域発信型アートイベントを成功させるために!」を一関市田村町のガレージホールで開いた。全国各地で地域イベントを先導する3人の経験談を通じて、地元の資源を生かした事業づくりの在り方を探った。

 芸術文化の振興を図るとともに若者同士のネットワークをつくろうと、同センターは一関と奥州、平泉の3市町の若者が中心となって開くアートイベントを企画。今夏に平泉町で開催予定で、興味のある若者を募って2016年11月から計6回ワークショップを開き、イベントの方向性や内容について話し合いを重ねてきた。

 フォーラムには17人が参加。全日本郷土芸能協会事務局次長の小岩秀太郎さん(一関市出身)、北九州芸術劇場事業担当の坂田雄平さん、青森県八戸市芸術環境創造専門員の大澤苑美さんをトークゲストに迎え、各地でのイベント開催までの道のりや成果などについて聞いた。

 小岩さんは、後継者不足に悩む東北の郷土芸能を発信する「三陸国際芸術祭」開催のきっかけや苦労話を披露。坂田さんは北九州の工業地帯やモノレール、商店街といった日常のものとダンス、演劇を組み合わせた事業、大澤さんは八戸市を支える工業の価値・魅力を伝える「八戸工場大学」の展開などを紹介し、地域にもともとある文化や風景、企業といったそれぞれの特色を活用した取り組みを示した。

 アートイベントの実現に向けては「企画を立ち上げる時はまず相手とビジョンを共有する。明るい未来を伝えるといい」「地元の人にもかっこいいと思ってもらえるポスターやイベント内容を考える」「もう一度、地域にあるものを見直してほしい。見せ方次第で面白いことができる」などとアドバイスした。

 同センターの坂田裕一理事長は「地域づくりとしてだけでなく、人財づくりにもつなげたい。県南アートイベントはゼロからの出発で不安もあるが、本番まで一体となって取り組んでいってほしい」と期待していた。