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コラム 記者ワープロ

残った桜 大事に 磐井川沿い 守る会が剪定作業

(4/3)

花見シーズンを前に、磐井川沿いの桜の剪定に汗を流す参加者

 一関市末広の住民有志は、カスリン・アイオン台風による大水害からの復興を祈って先人が植えた磐井川沿いの桜並木を後世に伝えていこうと、「残った桜を守る会」(岩渕則雄会長)を発足させた。活動初日の2日は、高校生と共に樹齢60年を超えるソメイヨシノ14本の剪定(せんてい)作業に取り組んだ。今後は定期的な剪定など管理に当たる方針で、市民に親しまれる「桜の名所」を陰から支えていく。

 同桜並木は1947、48年の同水害をきっかけに植樹されたもので、磐井川堤防改修工事に伴って多くは伐採されたが、上の橋の上流側には30本近く残っており、毎年近くの住民が残る桜の手入れをしていた。

 改めて地域で団結し古里の景観を守っていこうと、今年3月に住民12人と地元企業が参加して同会を発足させた。剪定や定期点検などで樹木を管理するほか、花見シーズンには周辺の清掃活動を行う。

 同日は会員8人と、地元の憩いの場を残していきたいとの思いを持った一関一高のボランティアグループ「KVA」(関高ボランティアアソシエーション)のメンバーら16人が参加した。

 参加者は、会員から「幹の近くから切り落として」などとアドバイスを受け、枝切りばさみを使って枯れた枝やひこばえなど成長に余分な部分を丁寧に除去した。KVA代表の髙橋美有さん(3年)は「初めての作業で緊張したが、活動に関わり地域の人たちとのつながりを持ててうれしかった。一緒に桜を守り続けていきたい」と話した。

 岩渕会長は「高校生の一生懸命な姿勢が励みになった。今後も桜並木の手入れを継続し、植樹した先人たちの思いを語り継いでいきたい」と意気込みを語っている。