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コラム 記者ワープロ

「人口減少」喫緊課題に 一関・佐藤副市長

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総務部長から起用された佐藤副市長。人口減少への対応を最大の課題に掲げて取り組む決意を語る=一関市役所

 一関市の佐藤善仁副市長(59)は、岩手日日新聞社など地元報道機関の共同インタビューに応じ、「合併して10年間が過ぎ、いろんなことをやってきた成果、基礎が出来上がりつつある。そういう意味で確実にランナーを進塁させる、あわよくばホームにかえすようにできればと思う」と意気込みを語った。同市最大の課題として全国の地方自治体共通の「人口減少」を挙げ、「人口が減っていくという局面でも耐えられるまちづくりを進めなければならない」と使命感に燃える。

 同市出身で、県立一関一高から明治大に進学。1984年4月に旧一関市職員に採用された。2005年9月の市町村合併後は収納課長や企画振興部次長兼企画調整課長、企画振興部長、市長公室長、総務部長を歴任。1日付で副市長に就任した。

 前副市長の田代善久氏退任に伴う抜擢(ばってき)となったことに戸惑いもあるが、「時間がない中でとにかくつなぎましょうという気持ち。基本的には代打だと思っている」と謙虚に自身の役割を見詰める。

 同市最大の課題に挙げる人口減少への対応については「一関だけが踏ん張ったところでどうにかできる話ではないが、市役所がやるべきは人口が減っていくという局面でも耐えられるまちづくり。地元の学校を出て、しっかり食べていける、家庭と家を持てるサイクルをつくる仕事づくりが必要だ」と明確な目標を掲げる。

 17年度は、16年度末に策定した公共施設等総合管理計画に基づいた取り組みも重要だ。30年という長期計画で、何よりも市民理解が不可欠となるだけに「まずは現状を理解してもらい、皆さんが納得できる線を探っていくという作業になる」と語る。

 座右の銘というほどではないが、厳しい指導を受けた先輩からの「一隅を照らす」という言葉を大切にしてきた。「どんな仕事であれ、配置であれ、そこには必ず意味がある。そこを理解して(仕事を)やるということが必要だから」という。総務部長から副市長に立場が変わろうと、先輩からの教えとして後輩たちに伝授していくつもりだ。