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コラム 記者ワープロ

東山、野口英世と縁 より密接に、関係者ら意欲

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寄贈写真、記念館(福島・猪苗代)収蔵

シアトルで開かれた野口英世の東北人会送別会の写真。裏書によると、前列右から2人目が野口博士、後列右が高橋さん

 黄熱病の研究などでノーベル賞の候補に3度上がった細菌学者野口英世を顕彰する野口英世記念館(福島県猪苗代町)に、一関市東山町から贈られた写真が資料として収蔵されている。米国のロックフェラー医学研究所に勤めていた野口が一時帰国する際、シアトルで開かれた東北人会送別会で撮影されたもので、東山と野口の関係を示すものとして地元からも多くの人が訪れている。

 野口は1915(大正4)年8月20日にシアトルを出発する日本郵船「横濱丸」に乗船しているため、写真はその近日に撮影されたとされる。米国で数多くの実績を残した野口が国内で歓迎された際の資料は多いが、米国側で送別会が開かれたことを示す資料は珍しいという。

野口英世記念館を訪れた東山町行政区長協議会

 写真を残したのは、元東山町長の松川誠さんの母方の親戚である高橋京平(康倫)さん。旧松川村出身の高橋さんは、当時シアトルで東北人会会計を務め、帰国の際に写真を持参した。

 写真は2009年に見つかり、松川さんから同記念館に寄贈された。今年3月13日には、東山町行政区長協議会の17人が東日本大震災被災地視察などのために福島県を訪れ、同記念館も訪問。佐藤登会長は「野口博士と東山のつながりを感じた。こういったものは忘れてはいけない」と思いをにじませた。

 寄贈に尽力した山崎司郎さん(68)=東山町松川=は「6月には東山のウオーキング愛好者で、猪苗代の散策旅行を計画している。野口博士と東山の結び付きを強めていきたい」と意欲を見せている。