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コラム 記者ワープロ

もち使用 土産品開発 平泉町 3品、道の駅で販売へ

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もち(もち米)を使用した新商品完成発表会で商品をPRする(右から)小野寺社長、千葉代表、吉野崇さん

 平泉町は、町内に工場や事業所を置く菓子製造業3社と協力して開発したもち食文化にちなんだ新商品の販売を、27日の道の駅「平泉」オープンを皮切りに開始する。「もち(もち米)」を50%以上使用し、平泉をイメージさせる土産品、贈答品として開発した。5日には町役場で完成発表会を開き、地域活性化への願いを込め、広く親しまれる商品になることを期待した。

 同町を含む一関地方のもち食文化が2016年度、「日本のもち食文化と黄金の國の原風景」として農林水産省の「食と農の景勝地」に認定されたことを受けて企画した。「もち(もち米)」を使った町を代表する新たな商品の開発・販売・流通を通じて、地域の農業や商業の活性化を図るとともに、国内外へ「平泉」をPRするのが狙い。

 開発には国の地方創生加速化交付金(15年度繰越分)を活用。松栄堂(小野寺宏眞代表取締役社長)、千葉恵製菓(千葉正利代表取締役)と菓子工房吉野屋(吉野雅之代表)の3社が協力した。

 新商品は、松栄堂の「平泉黄金(こがね)餅」(8個入り、税抜き800円)、千葉恵製菓の「奥の平泉藤原八百年」(8個入り、税抜き500円)、菓子工房吉野屋の「(仮称)平泉浄土の四季もっシフォン」(1ホール、税抜き1000~1200円予定)円の3品。

 黄金餅は金ごまをぜいたくにまぶした求肥(ぎゅうひ)餅で金ごま入りの白あんを包んだ餅菓子。小野寺社長は「全てに金ごまを使い平泉の黄金文化を表すことができたと思う。ゆくゆくは平泉産のもち米を使い、より地域に根差した土産にし、平泉の文化を世界に発信したい」と話す。

 藤原八百年は、県産もち米100%使用のくるみゆべしを平泉特産の自然薯(じねんじょ)を使った生地で包んで揚げた同社主力商品の「かりんとうまんじゅう」と餅とのコラボレート製品。千葉代表は「手にした人が800年前の平泉にこういうことがあったと話題にするきっかけになれば」と商品に込めた思いを語る。

 シフォンは、農薬不使用のもち粉、米粉をはじめ素材にこだわったスポンジケーキで、桜の花と葉を入れた「西行桜」と緑鮮やかなヨモギに大納言をアクセントに使った「夏草」の2種を用意。吉野屋4代目吉野崇さんは「心も体もほっとできる平泉らしい土産になればと試作を重ねている。季節に合わせた商品を提供したい」と話す。

 発表会では、町内観光商工関係者らが完成したばかりの商品を試食。同町の青木幸保町長は「地域振興のみならず、平泉を世界へ発信する商品。商品を通じて平泉を売り込んでいきたい」と語った。

 新たに開発された商品は今後、道の駅「平泉」で販売するほか、各事業者で販売していく。