ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2017年6月
« 5月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
コラム 記者ワープロ

統合前最後の入学式 本寺小、本寺中 新入生各3人

(4/7)

本寺小、本寺中 新入生各3人

 2018年度に一関市の厳美小学校に統合する本寺小学校(佐々木竜哉校長、児童23人)と、厳美中学校に統合する本寺中学校(金野勝紀校長、生徒14人)で6日、最後の入学式が行われた。児童3人と生徒3人は新たな学校生活の一歩を踏み出し、仲間とかけがえのない思い出をつくることを誓った。

本寺小最後の新入生の(右から)田中君、佐々木君、伊藤さん

元気に返事本寺小

 一関地方の小学校のトップを切って行われた本寺小の入学式には、新入生のほか保護者、在校生、教職員、来賓合わせて約60人が出席。

 新入生の田中皐月君と佐々木武瑠君、伊藤凜さんは、出席者の盛大な拍手に迎えられて入場。担任教員から名前を呼ばれると、元気良く大きな声で返事をした。

 佐々木校長は式辞で「皆さんの入学を楽しみに待っていました。自分からあいさつをすること、人の話を目と耳と心で聴くことを忘れずに、頑張る1年生になってください」と呼び掛けた。

 式後には在校生が演奏などを披露して3人を歓迎。教室では3人に黄色い帽子やランドセルカバー、防犯ブザーなどが贈られた。伊藤さんは「引き算の勉強を頑張りたい。みんなと仲良くなりたい」と笑顔を見せた。

 伊藤さんの父で本寺小OBの長市さん(35)は「本寺小がなくなるのは悲しいが、避けて通れないとも思う。娘には元気に学校生活を送ってほしい」と語り、OBで来賓として出席した厳美16区長の小岩清光さん(70)は「私が入学したときは60人以上の同級生がいた。閉校は寂しいが、健康第一で最後の1年を過ごしてほしい」と願った。

 同校は1872年に「公立本寺小学校」として創立。1955年に現在の名称になり、76年に現校舎が完成した。

本寺中の入学式で校歌を歌う(左から)槻山さん、佐藤詩萌さん、佐藤碧さん

成長を誓う本寺中

 本寺中の入学式には、新入生の佐藤碧さんと佐藤詩萌さん、槻山佳望さんのほか保護者、在校生、教職員、来賓合わせて約50人が出席。

 式辞で金野校長は「高い目標を持ち、将来を見据えて勉強と部活動にも志を持って努力してほしい。勉強や行事の取り組みなどでつらいことがあっても、自分を甘やかさずに学び続ける姿勢が大切だ」と呼び掛け、「本校は残念ながらこの1年で閉校する。今年度の活動は全て本寺中最後の出来事になる。本寺中ならではの活動を大事にし、力を高めてほしい」と厳美中との統合にも触れた。

 新入生を代表して佐藤詩萌さんは「特に数学に力を入れ、予習や復習をしっかりしたい。初めてのことにもどんどん挑戦し、自分を成長させたい。先輩方と共に、残り1年の本寺中を盛り上げていくことを誓う」と入学の決意を語った。

 詩萌さんの父義孝さん(37)は「本寺中で伸び伸びと1年を過ごしてほしい」と、わが子の成長を期待。同校同窓会長の佐藤弘征さん(73)は「閉校は寂しい。生徒たちは統合を自覚して学校生活を送ると思うので、一つ一つの思い出も強いものになるのでは。本寺中生として充実した1年間にしてほしい」と話した。

 同校は1947年に「厳美村立第二中学校」として創立。50年に本寺中学校に改称し、現在地に校舎を移転した。