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コラム 記者ワープロ

コーヒー風味 ほろ苦 世嬉の一酒造 ビールを試験醸造

(4/14)

全国への出荷を目指して試験醸造したビール「コーヒースタウト」。炭酸があるコーヒーのような味が特徴だ

 一関市田村町の世嬉の一酒造(佐藤航代表取締役社長)は13日、コーヒー豆を使ったビール「コーヒースタウト」の試験醸造を行った。仙台市のコーヒー豆製造販売「ホシヤマインターナショナル」(星山弘子代表取締役社長)、ビアバー「アンバーロンド」(田村琢磨代表)が企画したビールで、アルコール度数を保ちながらも「炭酸があるコーヒー」のような味が特徴。焼き菓子などにも合うことからビールを楽しむ新たなスタイルを提案するもので、試験的な販売を経て今夏の本醸造と全国展開を目指す。

 国内外のビールを扱うアンバーロンドの田村代表が、コーヒーを使用したビールをホシヤマインターナショナルの関係者に提供したことがきっかけ。田村代表が佐藤社長と親交があったことを縁に、「いわて蔵ビール」を展開する世嬉の一酒造の工場で醸造する運びとなった。

 同日は田村代表やホシヤマインターナショナルの菊地信治専務取締役、世嬉の一酒造の後藤孝紀工場長らが参加し、試験的に提供するコーヒースタウト100リットルを醸造。麦汁を煮立ててホップを投入した後、コーヒーのうま味を引き立たせるため、ひいてから網に入れたグアテマラのコーヒー豆6キロを加えた。

 コーヒースタウトのアルコール度数は5・8度。黒ビールのような見た目で、コーヒーの香りが漂うように豆の量を調整した。田村代表は「ビールの苦みが嫌いな人でも飲みやすい味で、コーヒーの味がしっかりしている。肉料理などはもちろん、ケーキにも合うので、コーヒーを飲むのと同じ感覚で楽しめる」と語る。

 試験醸造したコーヒースタウトは5月下旬までに完成し、田村代表の店舗など仙台市内の2店舗で数量限定で提供。試験醸造の価格は280ミリリットルで700円前後になる見込み。

 本格的な醸造開始は今夏の予定で、全量を世嬉の一酒造で醸造し、たる詰めやボトルで全国に出荷するという。後藤工場長は「新たなビールの醸造にチャレンジできるのはありがたい。おいしいビールを提供したい」と意気込みを示す。