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コラム 記者ワープロ

民俗資料施設整備へ 旧渋民小校舎活用

(4/17)

渋民市民センターと民俗資料等公開施設が整備される旧渋民小校舎

要望受け市民セ併設

 一関市と市教委は2017年度、同市大東町の旧渋民小学校校舎を活用し、1階に渋民市民センター、2階に民俗資料等公開施設(仮称)を整備する。同センターは現在地からの機能移転、同公開施設は新設となる。改修工事は夏以降に着手し、年内をめどに終了する予定。18年1月から3月にかけて展示資料の搬入や引っ越しなどの作業を進め、4月の開所を目指す。

 旧渋民小は、学校統合に伴う13年3月の閉校で空き校舎となり、渋民地区住民の意向を最優先に利活用の方策を検討。価値の高い民俗資料などを適切に保存・活用する拠点施設として候補に挙がっていた歴史民俗資料館構想を生かした民俗資料等公開施設と、移設要望のあった当時の渋民公民館(現渋民市民センター)を旧校舎に併設することが決まった。

 1階に入る渋民市民センターは、北側の高台にある大東渋民集会センターからの移転。高齢者ら地域住民の利便性を改善し、生涯学習と地域づくりの拠点として新たなスタートを切る。

 2階に整備する民俗資料等公開施設は、市内の市民センターや旧小学校など17カ所に収蔵している資料を展示、活用していくための拠点機能を担う。「一関の風土と特徴を生かし、地域密着型の地域に開かれた施設」をコンセプトに、人と歴史と文化が調和する古里の価値を再認識し、誇りと愛着を醸成する体験型施設を目指す。児童・生徒の学習から学術調査研究まで多様なニーズに対応し、保管資料を「一関の文化資産」として発信できるようシステム整備を進める。

 展示体験ゾーンでは、「山の暮らし」「川辺の暮らし」などを常設展示して人々の暮らしや産業、生活道具などを紹介。来館者の興味・関心を高めるための体験、学習スペースも設ける。

 市教委文化財課は、展示品や収蔵品などの搬入作業、開所準備に要する時間を考慮して「年内には改修工事を終えたい」としている。

 市内各地の収蔵資料は、必ずしも適切な管理が行われてきたとは言い難い部分があることから、市教委は新設する公開施設に加え、収蔵品の集約方法についても今後検討していく方針だ。