ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2017年5月
« 4月  
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031 
コラム 記者ワープロ

ヒツジ産地へ一歩 萩荘・下大桑飼育者の会

(4/23)

松島さん(右)からヒツジの毛刈りの基礎を学ぶ会員

毛刈り技術学ぶ

 一関市萩荘下大桑地区の有志でつくる下大桑ヒツジ飼育者の会(桂田清会長)は22日、初めてヒツジの毛刈り講習を開き、会員たちが自ら飼育しているヒツジの毛を刈り取るための基本技術を学んだ。

 同会は萩荘をヒツジの生産地として成長させ地域振興を図ろうと、2016年6月に設立。農家ら16人で構成され、奥州市の梁川ヒツジ飼育者の会の会員にノウハウを教わり、同年7月から英国原産のサフォーク種5頭を育てている。

 萩荘字羽根橋で開かれた毛刈り講習には会員ら約20人が参加し、梁川ヒツジ飼育者の会の平野昌志さん(68)と松島英彦さん(46)が講師を務めた。雫石町の小岩井農場で勤務経験がある松島さんが毛刈りと爪切りの手本を見せた後、会員が実践した。

 会員は興奮して暴れるヒツジの耳や乳首を傷つけないよう、バリカンの角度に注意しながら優しく毛をそった。5頭から刈り取った羊毛は約15キロに上り、手に取って手触りや匂いを確かめていた。

 同地区では会員宅や近場の草地で5頭を飼育しているが、5月から牧場づくりにも着手するという。7月ごろには、梁川ヒツジ飼育者の会から新たに14頭を購入する予定。

 将来的には100頭の飼育を目標に掲げており、ラム肉や羊毛の販売で所得向上を図る。また、地元の小学校や幼稚園でのヒツジセラピーの開催、県外の学生を受け入れての飼育体験なども構想している。

 桂田会長は「特色があり、高齢者でもできる牧畜としてヒツジにたどり着いた。県産、国産のラム肉を使っている地域は少ない。どこに出しても恥ずかしくない萩荘産のヒツジを育てていきたい」と意気込みを見せる。