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コラム 記者ワープロ

畔塗り すいすい 舞川・金山棚田 100枚作業に助っ人

(4/24)

昔ながらの景観を今に残す金山棚田で畔塗り作業をする地元住民

 大小さまざまな形の水田が密集し、昔ながらの景観を今に残す一関市舞川字唐ノ子の「金山棚田」で23日、畔(くろ)塗りといわれる方法で水田の水漏れを防ぐ作業が行われた。参加した地元住民らがくわで泥をすくい取り、丁寧に畦畔(けいはん)を塗り固め、5月中旬に始まる田植えの準備に励んだ。

 金山棚田は100年以上前の江戸時代後期に開拓されたといわれ、約100枚(延べ面積約42アール)の水田が密集。現在は地元の金山孝喜さん(79)を中心に住民の手で管理している。

 これまでは金山さんが1人で作業していたが、昨年からは地元有志でつくる「金山棚田を守る会」の会員と合同で作業。棚田には機械が入らないため全てが手作業で、同日は金山さんと会員7人がくわで泥をすくって畦畔の形を整えながらネズミなどが掘った穴をふさいだ。

 金山さんは「皆さんに2時間ほどで2日分の作業をしてもらいありがたい。約50年この棚田で作業してきた。今後も体が動く限り続け、この景観を残していきたい」と意気込む。

 同会副会長の佐藤二郎さん(67)は「なかなか金山さんのようにうまく整えることができないが、この畔塗りをするのとしないのとでは水の持ちが全然違う。今後は、この景観を守っていくために管理の仕方も考えていきたい」と話していた。