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コラム 記者ワープロ

震災経験し医師に 沿岸出身佐々木さん、藤沢病院で研修

(4/27)

藤沢病院での研修報告を行う研修医の佐々木さん(右)

 研修医と住民らが懇談する藤沢病院の「保健医療福祉意見交換会」(一関市病院事業主催)は25日夜、同市藤沢町の老健ふじさわで開かれた。県立磐井病院の研修医で、藤沢病院で地域研修を行っている佐々木健太さん(28)=大船渡市出身=らが研修報告を行ったほか、参加者と膝を交えて懇談した。

 病院を支える会のメンバーや医療、福祉関係者ら20人余りが参加。研修医で1カ月の地域研修中の佐々木さん、神戸大医学部の学生で同病院で2週間の研修を行っている太田祐美子さん(24)が報告を行った。

 佐々木さんは2011年の東日本大震災で生まれ育った街ががれきに埋まったのを目の当たりにし、何もできないつらさを体験したことが医師を目指すきっかけになったという。

 地域研修に同病院を選んだのは、訪問診療などが可能なため。外来や訪問診療、退院前のリハビリ指導などを経験し、「病院が地域を支えているという考えがあったが、地域が病院を支えていることに驚いた。藤沢が研修先で良かった」と感謝した。

 太田さんは医療や介護の連携による「チーム医療」について「住民と病院の近さに感心した。学んだことを忘れず、いい医者を目指したい」などと感想を述べた。

 この後、参加者が車座になり2人を囲んで意見交換し、地域医療について考えた。意見交換会は08年3月から研修医の報告を中心に開かれ、地域医療を守るための人材育成につなげている。