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コラム 記者ワープロ

災害時 ドローンが活躍 本寺小・特別授業 

(4/28)

勢いよく飛ぶドローンを夢中になって目で追う本寺小の児童。災害時の状況把握などに活用されるドローンに理解を深めた

岩手・宮城内陸地震
地元の被害 写真で実感

 一関市厳美町の本寺小学校(佐々木竜哉校長、児童23人)は27日、震災学習を同校で行った。2008年6月に発生した岩手・宮城内陸地震で崩落した旧祭畤大橋に代わる祭畤大橋の工事を設計した企業が協力。災害時の状況把握などに活用されるドローン(小型無人飛行機)から撮影した現地の写真で被害の甚大さを確認し、災害時に自身や地域を守ることの大切さを心に刻んだ。

 同校は内陸地震の震源地に近く、当時、避難所となった経緯がある。児童に自然災害の恐ろしさを知ってもらい、震災を忘れずに防災意識を高めてもらおうと特別授業などを行っているほか、震災遺構の旧祭畤大橋では清掃活動にも毎年取り組んでいる。

ドローンで撮影される映像を手を振りながら端末で確認する児童

 今回は、現在の祭畤大橋の工事を設計した復建技術コンサルタント(本社仙台市、遠藤敏雄代表取締役社長)が、地震の脅威を認識してもらおうと初めて小学校に赴いた。

 児童は、ドローンを使って撮影された旧祭畤大橋やその周辺の写真を真剣なまなざしで見詰めた。地震が9年前ということもあって記憶になかったり生まれていなかったりした児童も多く、改めて被害の大きさを実感。地上から見るのとは違う、上空から撮られた旧祭畤大橋の姿に驚きの表情を見せた。

 ドローンの能力を確かめる体験も行われ、同社員がカメラの付いたドローンを飛ばし、撮影される映像をタブレット型端末でリアルタイムで確認した。児童は、勢いよく飛ぶドローンに興味津々の様子。画面に映し出される自分たちの姿を見ながら、手を振ったり跳びはねたりしていた。

 講話では同社員が災害発生時の自助、共助、公助の大切さを説き「1、2年生も自分の身は自分で守るため、机の下に入ることが一番大事」とし、上級生には「自分の身を守ることに加え、下級生を助けることが重要。地域のお年寄りなど周りの人にも気を使ってほしい」と呼び掛けた。

 佐藤孝彦君(5年)は「ドローンは人が行けない場所でも撮影できるので、すごく便利だと思った」と役割を実感。小巖紀香さん(6年)は「地震が発生したときは、私たち上級生が下級生や地域の人を助けることが大事だと思う」と語っていた。