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コラム 記者ワープロ

沼田家の遺宝公開 市博物館GW展 古文書や漆器30点

(4/30)

一関市博物館で29日に始まったゴールデンウイーク展「一関藩家老席沼田家の遺宝」

 一関市厳美町の市博物館(入間田宣夫館長)のゴールデンウイーク展「一関藩家老席沼田家の遺宝」は29日、同館で始まった。幕末に一関藩家老を務めた沼田家から寄贈を受けた武具や武器、古文書、漆器などから厳選した30点を出展。江戸時代を中心に、一関の歴史を知る上で貴重な資料を紹介している。5月7日まで。

 沼田家は、初代長命が仙台藩主伊達政宗に仕え、代々一関藩士となり、7代延雄と8代延道が一関藩家老に就いた。同市田村町には約300年の歴史を持つ市指定文化財「旧沼田家武家住宅」があり、一般公開されている。

 今回の展示会は、沼田家12代目の沼田典芳さん(77)=秋田市在住=が2016年度に同博物館に寄贈した武具や古文書などの資料のうち30点を並べた。

 沼田家の家紋「花沢瀉(はなおもだか)」があしらわれた江戸時代の武具「伊予札桶側菱綴胴具足(いよざねおけがわひしとじどうぐそく)」、知人から8代延道に贈られたとみられるガラスの杯のほか、刀や書状、和歌など多岐にわたって紹介している。

 初日は、小岩弘明副館長による解説会が開かれ、来館者約30人が聴講。展示品のエピソードの一つとして、一関藩初代藩主の田村建顕が沼田家3代延昌に宛てた1680(延宝8)年の自筆について、寄り合いで餅を食べ過ぎないように注意を促す文面となっていることを明かした。小岩副館長は「主従の親密な間柄が垣間見える。一関の餅文化をうかがうこともできる」と分かりやすく説明した。

 来館者は「一関にもこんなに貴重な物があったのか」などと感心した様子で資料に見入った。

 解説会に訪れた沼田さんは「多くの人に見てもらえ、先祖も喜んでくれていると思う。東京や熊本などから見に来てくれた人もいたようで、全国に発信してくれればありがたい」と語っていた。

 開館時間は午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)。期間中は5月1日が休館。入館料は一般300円、高校生と大学生200円。展示最終日の午前10時30分と午後1時30分から約30分間、小岩副館長の展示解説会を開く。問い合わせ先は同博物館=0191(29)3180=。