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コラム 記者ワープロ

平安の景観再現 無量光院跡池に水張り

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池に水を張り、往時の景観を再現している無量光院跡=30日午前7時25分ごろ

 世界遺産平泉の構成資産で国の特別史跡に指定されている平泉町の無量光院跡の池に水が張られ、往時の景観が再現されている。30日の同町は高気圧に覆われて早朝から青空が広がり、大型連休で帰省した人や訪れた観光客が、ゆっくり歩きながら見入っていた。

 

 無量光院跡は、奥州藤原氏3代秀衡が京都・宇治平等院を模して造営したとされる寺院跡。直径約140メートルの広大な池に浮かぶ三つの島に阿弥陀堂などが建てられていた。平泉の浄土庭園の完成形とされ、町は世界遺産登録後、発掘調査を基に復元を進めている。

 今シーズンは4月26日から池への湛水(たんすい)を開始し、11月26日まで水をたたえた状態で一般公開する。町は平安時代末期の無量光院などを再現したバーチャルリアリティー(VR)映像を作成し、眼鏡のような装置を使って現地で楽しめるバーチャルスコープも貸し出している。

 30日はやや風の強い一日となったが、早朝は穏やかで池の水面が鏡のようになった。日中は観光客らでにぎわい、町内から訪れた家族連れは、水を張った無量光院跡とVR映像を見比べ「より平安時代のイメージが湧く」と感心していた。