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コラム 記者ワープロ

直虎 男だった? 芦東山記念館館長講座 井伊一族を解説

(5/11)

直虎をはじめ、井伊一族について解説する細井館長(中央)

 一関市大東町渋民の芦東山記念館が主催する2017年度館長講座は10日、同館で開講した。初回は岩手大名誉教授で文学博士の細井計館長が放送中の大河ドラマにちなみ「井伊直虎とその一族」をテーマに語り、詰め掛けた歴史ファン45人が戦国時代から幕末に至るまでの井伊一族に理解を深めた。

 館長講座は、渋民出身で刑法思想の先駆者・芦東山が活躍した江戸期の知識や歴史の面白さを感じてもらおうと、13年度から開講。今年度は18年2月まで、移動研修1回を含む全5回を予定している。

 細井館長は、戦国時代に女性ながら遠江・井伊谷(いいのや)の地頭職(じとうしき)を務めて国人領主となった直虎や、直虎の元いいなずけの子供で徳川家康に仕えた直政、直政を初代とする彦根藩の藩主で安政年間に幕府大老を務めた直弼などについて解説した。

 直虎については、今川氏から派遣されていた家老の讒言(ざんげん)などで井伊家の重要人物が次々暗殺され、直系の直政を守るために奮闘した経緯を説明。現存する史料として直虎の名前で出された徳政令を挙げ、「この文書が直虎が地頭として存在した証拠。ただ、男だけが使用する花押が押してあるので、実は直虎は男であったのではという説もある」と語った。

 次回は7月12日、「盛岡藩家老席日記『雑書』にみる歴史」をテーマに開かれる。問い合わせは同館=0191(75)3861=まで。