ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2017年6月
« 5月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
コラム 記者ワープロ

子供向け「サイエンスキッズ」 科学 面白さ体感

(5/22)

興味深そうに偏光板を使った工作などに挑戦する児童ら

ILCかるたや紙芝居上演
偏光板使い工作も

 次世代の大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の誘致実現に向けた機運醸成を図ろうと、子供向け体験イベント「いちのせきサイエンスキッズ」は21日、一関市山目のイオン一関店で開かれた。これまで中学生以上を対象に普及啓発活動に取り組んできた市としては初めてとなる小学生対象の企画。紙芝居やかるた、工作を通じて児童が楽しく科学の世界に触れた。

「あった!」。ILCかるた大会では白熱した札の奪い合いを展開

 市内の小学生が科学を身近に感じて親しむことで、科学に対する興味、関心を高めるとともに、ILCの実現に向けて市民の機運醸成を図ることなどが狙い。市ではこれまで中学生に素粒子物理や科学を理解してもらうためのILC特別授業、一般市民がコーヒーやジュースなどを飲みながら研究者ら講師と気軽に語り合うサイエンスカフェを行ってきたが、今回の小学生対象イベント開催で普及啓発活動は全世代を網羅することになる。

 参加者はILC紙芝居やILCかるた大会、偏光板(シート)を使用した工作「ブラックウォールを作ってみよう」を体験した。紙芝居は「そりゅうしむらのゆかいななかまたち」と題し、ビッグバンと素粒子の関わり、ILCの役割などを子供たちにも分かるように紹介。ILCかるたは市内の小学校に配布されていることで普段から親しんでいる子供たちも多く、白熱した札の奪い合いを展開した。

 工作は高エネルギー加速器研究機構(KEK)粒子原子核研究所広報コーディネーターの髙橋将太さんを講師に迎えて行われ、2枚の黒い偏光板を筒状にして組み合わせ、外側からは中央に黒い壁(ブラックウォール)のようなものが見える仕組みについて学んだ。髙橋さんは縦と横の光の波が重なり合うことで壁のように黒く見えることを説明しながら「宇宙も偏光板の効果を持っており、ILCは宇宙がどうやって生まれたのかを解き明かすために必要となってくる」と述べた。

 工作に挑戦した千葉優貴君(弥栄小4年)は「理科が好きで参加した。初めてブラックウォールを作ってみて不思議な感じがする」と興味津々の様子。かるた大会で優勝した阿部真結菜さん(南小3年)は「ILCかるたは学校でやっているのでほとんど覚えている。もっとやりたかった」と笑顔を見せていた。