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コラム 記者ワープロ

世界に一つ 猊鼻渓だけ 花発信へ始動

(5/26)

ゲイビゼキショウ

東山・長坂みらい塾
事業展開探り観察

 一関市東山町の地域協働体・たいしたもんだ長坂みらい塾(鈴木正敏代表)の「世界に一つだけの花発信事業」は25日、同町の猊鼻(げいび)渓で行われた。日本でもここにしか咲かないとされる花「ゲイビゼキショウ」を発信していくに当たり、同協働体役員ら11人が渓流沿いの岩に生えたゲイビゼキショウを探し、そのかわいらしい姿に目を細めた。

舟の上から岩肌のゲイビゼキショウを観察する参加者

 ゲイビゼキショウは、アジア圏に広く分布しているチシマゼキショウ属の一種。猊鼻渓でのみ確認され、環境省のレッドリスト絶滅危惧種ⅠB類に分類されている。高さ15~25センチとなる小型の多年草で、5~6月に10日間ほど白い花を付ける。石灰岩植物で、岩場の水が少し滴り落ちる所などを好む。岩泉町に分布するアッカゼキショウとは近縁種とされている。

 同日は舟で砂鉄川を上り、そびえ立つ岩を見上げながらゲイビゼキショウを観察。岩肌の隙間から顔をのぞかせる小さな花を見つけると、参加者からは「意外と小さい」「かわいらしい」などと声が上がっていた。

 猊鼻渓には現在300種以上の植物が確認されており、ゲイビゼキショウのほかにも主に西日本で見られるダイモンジソウやイワガネゼンマイなどの希少種も自生している。鈴木代表は「これから皆で猊鼻渓の植物を勉強して、世界に一つだけの花として発信していきたい」と意気込みを語っていた。