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コラム 記者ワープロ

田に描く西行と桜 200人で作業 平泉

(5/28)

約200人が参加して行われた第9回「ライス・アートinひらいずみ」の田植え

 平泉町長島字矢崎地内の一関第2遊水地内の水田で27日、色の異なる稲で絵や文字を描く「ライス・アートinひらいずみ」の田植えが行われた。9回目となる今回のテーマは「西行法師と束稲山のさくら花」。町内外から約200人が参加して作業に汗を流した。

 ライス・アートは、地元の農事組合法人アグリ平泉(佐々木正代表理事)の主催。高舘橋に近い北上川左岸の約1・2ヘクタールの大型圃場(ほじょう)にひとめぼれの苗を植え、図柄の部分を4色の有色稲の苗に植え替える方法で描く。

 子供たちを中心とした地域住民の農業体験の場を設け、地域交流や農業と観光の融合を目的に開催しており、今回は束稲山のさくら花を奈良・吉野山の桜にも劣らないと詠んだ西行法師を題材に選んだ。

 同日は朝までの雨がやみ、曇り空に薄日が差す絶好の田植え日和。町民をはじめ町内に滞在する神奈川県の中学生らが稲の植え替えに取り組んだ後、奥州市衣川区に伝わる郷土芸能「川西大念佛剣舞」を鑑賞しながら、ライス・アートが行われている田んぼで取れたコメで作った団子に舌鼓を打った。

 同法人によると、ライス・アートは6月半ばには図柄の輪郭が見え始め、稲刈りが行われる10月下旬までは北上川に架かる高舘橋から眺めることができる。

 佐々木代表理事は「束稲山麓地域の世界農業遺産認定を目指す取り組みを盛り上げようと西行と束稲山の桜を題材に選んだ。地元にとっては愛着のある題材であり、初めて訪れる人もこの機会に知ってもらえれば」と話している。