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コラム 記者ワープロ

多様ニーズ想定を 外国人旅行者対応 村尾さんが助言

(6/1)

外国人おもてなしセミナーでインバウンド対策についてアドバイスした村尾さん

 観光振興の柱として課題となっているインバウンド(訪日外国人旅行者)に対応するため、県南広域振興局主催の外国人観光客おもてなしセミナー「明日からできるインバウンド対策」は31日、一関市上大槻街のホテルサンルート一関で開かれた。ブランド戦略コンサルタントで希望郷いわて文化大使の村尾隆介さんが講師となり、岩手、一関のファンを増やしていくためには、一丸となって取り組む「オール」の精神が必要とアドバイス。インバウンドには歓迎の意を伝えるだけでなく臨機応変に対応するための「あらかじめ」の備えが大事だと訴えた。

 2019年に釜石市などで開催されるラグビーワールドカップ(W杯)や、20年の東京五輪・パラリンピックなどを見据え、インバウンドの受け入れ態勢の底上げを図るとともに、県南の観光事業者と行政関係者の連携強化、誘客に関する情報交換の機会として開催され、定員を上回る約140人が聴講した。

 村尾さんは一関を売り込むポイントとして、盛岡と仙台の中間点にあることを示しながら「中間点では企業の会議が開催される機会は多く、発展の可能性は大いにある」としたほか、「観光産業は最も楽しい産業であるべきで、まずは自分たちが楽しむことが必要だ」と述べた。その上でラグビーの「ワン・フォア・オール、オール・フォア・ワン(一人は皆のために、皆は一人のために)」の精神が観光にとっては欠かせないと指摘し、「全体で貢献すること、当たり前のレベルを上げることが求められる。ラグビーW杯に向けてここから岩手は頑張るタイム。市民がオールの精神で取り組まなければならない」と訴えた。

 インバウンド対策としては「外国人にとって良いサービスとは、臨機応変な対応」と強調。ワサビやソース、シロップの増量、ベジタリアンメニュー、常温の飲み物など、外国人からの要望が多い例を挙げながら「店やホテルでは何かを求められた場合に備え、あらかじめの対策が大事。トラブルになってからでは遅い」と指南した。

 セミナーでは、意見交換会の場も設けられ、インバウンドの受け入れに関して語り合った。