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コラム 記者ワープロ

避難所運営も体験 花泉地区 土砂災害に備え訓練

(6/4)

家屋被害状況や家族に対する特別な配慮の有無などを示す避難者世帯名簿への記入を体験する住民

 一関市花泉町の花泉地区で3日、6月の土砂災害防止月間に合わせて「土砂災害・全国防災訓練」が実施された。急傾斜地崩壊危険区域に指定されている同地区の日向集落を中心に住民や消防関係者ら約100人が参加。訓練を通じて指揮本部や避難所の開設・運営、避難経路、防災無線の使い方などを確認し合い、緊急時に備えた。

 地域の避難体制の強化と避難意識の向上を図ろうと一関南消防署が企画し、同地区の住民が主体となって初めて実施。梅雨前線の影響で雨が降り続いたことにより、同市に大雨洪水警報と土砂災害警戒情報が発表された想定で訓練した。

 花泉地区自主防災会は花泉市民センターに指揮本部を設置し、防災資機材や連絡体制を確認したほか、けが人の応急手当て、福祉施設入所者への避難支援、防災無線を使った「避難準備・高齢者等避難開始」発令の仕方、危険地域にある世帯の巡回など消防団、行政区長ら住民がそれぞれの対応を実践した。

 避難後は同センターで避難所開設訓練を行い、参加者は避難者世帯名簿の作成、運営に伴う情報管理部や安全衛生部といった役割分担などを体験。各部の代表者らが集う運営委員会では「寝顔を見られたくないという高校生がいる」「マスコミへの対応はどうするのか」という予想される課題の対処を考えて運営へのイメージを膨らませ、男女の協力、高齢者や障害者への配慮の重要性を再確認した。

 同防災会の高橋隆会長は「災害が大きくなればなるほど避難の手助けが難しくなる。高齢者世帯が増える中、より一層地域の絆を広げて協力していかなければならない。きょうの訓練を踏まえ、今後も防災活動に力を入れていく」と気を引き締めていた。