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コラム 記者ワープロ

アサガオの絆忘れぬ 震災支援で交流の大原、気仙両中

(6/9)

今年度で最後となった大原中と気仙中のアサガオ交流。(右から)気仙中の佐々木君、千葉君が大原中を訪れ、「きれいな花を咲かせて」と大原中生徒に苗を託した

今年で区切り
100株、開花に期待

 一関市大東町の大原中学校(及川賢一校長、生徒73人)と陸前高田市の気仙中学校(熊谷佳美校長、生徒49人)のアサガオ交流会は8日、大原中で開かれた。東日本大震災以降、気仙中から贈られたアサガオの苗を大原中が育てることで絆を深めてきたが、2018年度の気仙中の学校統合に伴い、両校の交流は今年度で最後となった。生徒たちはアサガオがつないだ絆を胸に刻み、交流の証しである花がきれいに咲くことを願った。

開花期に空色の花を咲かせるヘブンリーブルー(大原中提供)

 震災当時、大原中は、中総体を控えた気仙中に部活動のユニフォームを寄贈したほか、千羽鶴や手紙を贈るなどして隣接する沿岸地域の生徒たちを応援。復興支援のお返しとしてアサガオ交流が始まり、気仙中の文化部が中心になって育てた苗を毎年大原中に贈るようになったが、18年4月に第一中との統合が決まったことから気仙中と大原中のアサガオ交流は今回で一区切りとなった。

 交流会には気仙中生徒会長の千葉大輝君、副会長の佐々木歩希君(ともに3年)と、大原中生徒会執行部8人が参加。千葉君は「学校統合で活動は最後となるが、交流の証しであるアサガオが大原中の校舎できれいに咲くことを願う」とあいさつし、ポット苗を大原中の生徒に手渡した。

 大原中副会長の南野楓太君(3年)は「毎年全校でアサガオを育てている。震災から始まった交流の絆をこれからも忘れない」と感謝。生徒会長の菅原明日香さん(同)は「苗を受け取った時、とても重くて心を込めて育ててくれたのを感じた。私たちも一生懸命世話をして、咲いたら改めてお礼を言いたい」と、報告できる日を楽しみにした。

 アサガオは「ヘブンリーブルー」と呼ばれる品種で、開花期には爽やかな空色の花を咲かせる。今年は気仙中文化部元顧問の協力を得て100株を用意した。

 大原中では後日、有志を募って苗の植え替え作業を行う予定。学校のホームページなどで開花の様子を掲載し、両校の交流活動を広く紹介する。