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コラム 記者ワープロ

学生団員が続々 市消防団、来月新たに12人 認証制度導入で効果

(6/20)

 一関市消防団(大森忠雄団長)の10代の団員が増加傾向にある。2016年春には10代が1人しかいなかったが、若年層の団員確保を目指した「学生消防団活動認証制度」の導入で入団する学生が増えており、7月には新たに入団する12人を含めて18人になる見通しだ。同制度が団員の若返りに一定の効果を上げている。

 市消防団は定員2900人で、充足率は約92%。年代別で見ると40~50代で約6割を占め、60代も350人余りいるが、20代以下は1割未満と極端に少ない。こうした状況を背景に、18歳以上の学生が入団して一定期間活動した場合にその功績を市長名で認める同制度を取り入れた。

 導入後の今年1月、「消防関係の仕事を目指している」「人の役に立ちたい」などの理由から、一関工業高等専門学校と国際医療福祉専門学校一関校に通う18~24歳(当時)の学生8人が入団。学業に支障がない休日や夜間で出動できる時間帯に警鐘警戒や訓練に参加して技術を身に付けているほか、火災現場での消火活動に当たっている。

 今回入団予定の12人は、同専門学校一関校1年で18、19歳の男子学生。内訳は一関市出身3人、同市を除く県内出身3人、県外出身6人。今月21日に市消防本部で行われる辞令交付式に出席し、大森団長から辞令を受ける。来月2日に磐井川河川公園で行われる市水防訓練で、市民参加型訓練の応急手当ての指導役として参加する。

 市消防団は、同制度導入による学生の団員の増加に加え、20代の社会人の入団も増え始めているという。20代までの団員は16年4月に151人だったが、今年7月には167人になる見込みだ。

 消防団を担当する市消防本部の熊谷秀哉総務課長補佐は「今までは30代で入団して若いという意識だったが、10~20代の入団によって若返りが図られている」と実感。学生団員が就職で一関を離れても、経験を生かして転居先の消防団員になるケースも考えられるとして「他の地域で認証制度の導入が進み、学生団員が増えれば、各地で若い団員の確保につながるのではないか」と期待する。