両磐地域の観光資源を活用するモニターツアーで6日、仙台市内や同市近郊から参加したツアー客が一関市千厩町や藤沢町の魅力を体感した。同地域の観光関係者が着地型観光プログラムのノウハウの習得、商品化などを目的に取り組んだもので、2日間の日程で六つのプログラムを体験、モニター調査に協力してもらい、地域自慢の見どころや味、体験メニューなどの掘り起こしを目指す。
モニターツアーは行政や旅行会社、ガイドの会など同地域の観光関係者で構成する「両磐地域交流企画検討ワーキンググループ(WG)」がプログラムを検討。旅行会社が事前に新聞の折り込みチラシでツアーの参加者を募集し、仙台市内や同市近郊の20代から70代まで男女24人が応募した。
6日は大雪の影響で予定よりも遅れ、昼前に一行が藤沢町黄海の館ケ森高原ホテルに到着。地元食材を使った「館ケ森フレンチ」を味わい、町内で豆腐工房を経営する傍ら、落語家、劇団員などとしても活躍する皆川洋一さんの軽妙なトークで藤沢の魅力を聞いた。
引き続き、町陶芸センターに移動し、藤沢焼窯元の本間伸一さんの指導を受けながら「縄文土器」の制作に挑戦。ろくろの上で花瓶や皿など思い思いの作品を作った。
同日は同市千厩町の酒のくら交流施設も訪れ、国登録有形文化財の旧横屋酒造・佐藤家住宅を見学。地元の女性たちが披露する「玉の春小唄」を見物し、交流も図った。
仙台市若林区から夫婦で参加した天野まつみさん(71)は「モニターツアーに参加するのは3回目になるが今回が一番印象深い。みんな一生懸命に迎えてくれる様子がいい」と満足げだった。
同WGメンバーで藤沢町まち・むら交流協議会事務局員の熊谷真琴さんは「これだけの人に町に来てもらい良かった。皆さんに町の良さを知ってもらい、いかに楽しんでもらえるか、さらに考えたい」と話していた。
7日は平泉町の中尊寺での「お勤め」や一関市大町で開かれる全国わんこもち大会への参加、同市花泉町の花と泉の公園でのベゴニア観賞、花の育て方の学習などのプログラムを準備している。