第25回一関雪まつり(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は7日、一関市厳美町のまつるべスノーランドで開かれた。前年は2008年6月に発生した岩手・宮城内陸地震の被害のため中止されており、2年ぶりの開催。親子と地域住民が個性あふれる雪像を造り上げ、最優秀賞の芸術大賞には「トラのすべり台」を手掛けた厳美小Aチームが輝いた。
同日の祭畤地区は吹雪に見舞われたものの、親子や地域住民、一般市民ら総勢450人ほどが駆け付けた。雪像造りには9団体が参加し、えとの寅(とら)やアニメのキャラクター、中尊寺金色堂、NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」をモチーフにした思い思いの作品を手掛けた。
吹き付ける風雪と寒さの中、親子、住民は共にスコップを手に、形造りに“奮闘”。子供たちは歓声を上げながら元気いっぱいに作業し、最後に水性のスプレーやジョーロで色を付け9基が無事に完成した。
実行委関係者がアイデアやチームワーク、表現力、完成度などを観点に審査。結果、色彩豊かで形も整い、後ろには低学年でも滑れるすべり台も付けた厳美小Aが高く評価され芸術大賞となった。佐藤聖也君(6年)は「吹雪でスプレーが飛んだりして大変だったが、みんなで力を合わせてうまくできた。中学生になっても手伝いに来たい」と喜びを語った。
佐藤弘征実行委員長は「これまでにない厳しい天候条件だったが、どれも素晴らしい作品ばかり。地震からの復興へ、元気を発信できた」と成果を強調した。作品は当面の間、同スノーランドで観賞できる。
芸術大賞を除く各賞は次の通り。
▽優秀賞=達古袋地区▽優良賞=瑞山地区▽アイデア賞=本寺地区▽ユーモア賞=小猪岡地区▽ファンタジック賞=厳美小B▽努力賞=平泉公民館▽チームワーク賞=狐禅寺子屋▽デザイン賞=一関厳美渓ライオンズクラブ