平泉遺跡群調査整備指導委員会(委員長・河原純之元千葉大教授)の2010年度第1回委員会が29日、平泉町の柳之御所遺跡、無量光院跡、奥州市の長者ケ原廃寺跡、白鳥舘遺跡で開かれた。委員8人が出席。県教委、町教委、市教委から遺跡整備の進捗(しんちょく)状況や今年度調査状況などの説明を受けて現地指導を行った。30日は同町平泉の平泉文化遺産センターで柳之御所遺跡の整備計画や今年度のスケジュールなどについて具体的に協議する。
4視察地のうち、柳之御所遺跡では、県教委が今年度調査状況や今年4月にオープンした柳之御所史跡公園の今後の整備内容などを説明した。
今年度調査状況では今まで手付かずだった北端部での堀の発掘調査に着手。現在、幅11~12メートル、深さ2・5メートルの内堀と幅3・5~4・5メートル、深さは調査中の外堀がそれぞれ南北に掘られていることを報告。
柳之御所史跡公園の今後の整備内容では、今年度に中型の解説板やパンフレット入れ、塀の暫定表示などを設置する考えを示した。
委員の岡田茂弘国立歴史民俗博物館名誉教授は「公園の整備は未完成の部分もあるが計画通りに進んでいると思う。(公園に)来場者が少ないのは周知されていないためではないか」と語った。
30日は現地指導を踏まえて同センターで柳之御所遺跡の整備計画と検討項目、今年度の整備とスケジュール、橋の復元設計などについて協議する。