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ライフライン確保へ 一関市内水道工事業者ら (07/31)



 災害発生時の水道施設の早期復旧、飲用水確保に向けた応急活動訓練(一関市、市水道工事業協同組合主催、市水道施設災害対策活動協力会共催)が30日、同市南町の南小学校で行われた。参加者はグラウンドに埋設されている耐震貯水槽からの給水や、水道管の修復作業を通じて連携方法と迅速な対応を確認した。

 訓練は、市と同組合が2009年6月に結んだ「災害時等における応急活動に関する協定」の実効性を高めようと初めて行われ、市担当者や市内の水道工事業43社の代表者ら約100人が参加した。開会式では鈴木東同組合理事長が「水道はライフラインの中でも特に重要。災害時に力を発揮できるよう訓練してほしい」と呼び掛けた。

 前半はグラウンド地中に備える耐震貯水槽(100トン)からの給水訓練を実施。市水道部職員が取水弁にパイプをつないで給水車へ飲用水をくみ上げたほか、エンジンポンプや手動ポンプを使う臨時給水所の設営などに取り組んだ。耐震貯水槽は市内で同校と山目小(同市幸町)の2カ所にあるが「一般にはあまり知られていない」(同部)といい、参加者は弁の操作方法などをじっくりと見学した。

 一方、水道管の修復は岩手・宮城内陸地震での被害を教訓にして鋳鉄管や塩化ビニール管の亀裂、破損による漏水対策訓練を展開。市内各地域の水道工事業者がスクラムを組み、同校駐車場に並べた破損管を切ったり、補修金具を取り付けたりして手際よく漏水を止めた。

 小野寺一彦同協力会長は「初めての訓練に普段はライバル同士の各社が参加したことこそ意義深い。助け合いの精神で万一に備えたい」と話し、阿部孝雄同部次長兼業務課長も「情報を共有しながら今後も連携を強化し、安全・安心のまちづくりに努める」と気を引き締めていた。


【写真】手動ポンプを使った給水訓練に取り組む参加者

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