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コラム 記者ワープロ

孤立解消に1カ月 台風10号被害 県が見通し修正

(9/9)

復旧工事期間短縮で

 台風10号による土砂崩れなどで道路が寸断されて孤立した集落が発生している岩泉町と久慈市について、県は8日、1カ月程度で孤立が解消するという見通しを示した。これまでは特に岩泉町の一部で道路が通行可能となるまで数カ月程度かかるとしていたが、調査の結果、工事期間が短縮できる見通しとなり、大きな課題となっていた孤立集落の解消に一定のめどが立った形となる。

 県災害対策本部がまとめた同日午前6時現在の被害状況によると、孤立しているのは岩泉町68人、久慈市45人。岩泉町では7日までは孤立地域の住民基本台帳ベースの人数として449人としていたが、町が調査した結果、実際に孤立地域にいる人数が判明。久慈市では既に実数が示されており、県内での孤立住民は両市町合わせて113人となっている。

 孤立の解消に向けて関係機関が懸命に復旧作業を進めているが、岩泉町の4カ所では通行可能となるまでには数カ月程度かかる見通しが示されていた。しかし、南北に通る路線でこれまでは北側からのみで工事を進めていたが、南側からも着手した結果、被害状況の詳細が分かったこともあり、工事終了までは1カ月程度となることが明らかになったという。

 順調に工事が進めば、孤立住民は10日には久慈で28人、17日には岩泉で16人、久慈で18人まで減ることになり、1カ月後にはいずれも孤立状態は解消される見込み。

 達増拓也知事は8日の県災害対策本部員会議で、孤立地域の解消が進んでいることを歓迎する一方で、今後も県として支援を続けていく方針を示した。

地盤崩落や表土流出 橋野鉄鉱山

 台風10号の影響で、釜石市の世界遺産「橋野鉄鉱山」でも被害があったことが8日、分かった。

 同日の県災害対策本部員会議で県教委が報告した。橋野鉄鉱山は2015年に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つとして世界遺産に登録されたが、県教委によると、史跡内の地盤の崩落や表土の流出、倒木などが確認されたという。

 史跡の所有者は釜石市になっているが、内閣府や文化庁と復旧について協議していく方針。