ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2016年12月
« 11月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
コラム 記者ワープロ

高度機械加工で連携 岩手大とJAXAが協定

(10/19)
協定締結後、握手を交わす船﨑学部長(左)と稲谷副所長

協定締結後、握手を交わす船﨑学部長(左)と稲谷副所長

 岩手大理工学部(船﨑健一学部長)と国立研究開発法人・宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所(常田佐久所長、相模原市)は18日、宇宙科学研究分野での高度機械加工技術の発展に関する連携協力協定を締結した。同大にとって最先端の宇宙科学・宇宙工学分野の研究開発に関わる協定締結は初。相互に施設や設備を使い、宇宙工学分野での人材の育成などに連携して取り組む。

 宇宙科学分野の研究開発や実験を進めるためには高度な機械加工技術が必要。ロケットや人工衛星の開発などに取り組む宇宙研では、若手技術者の工作機会が減り、ものづくりのレベルが下がっているという危機感がある。このため、国立大トップクラスとなる高精度な機械を多数所有し、高度な加工技術力で定評のある同大に連携を持ち掛け、実現した。

 協定は、先端的なものづくりでの連携と宇宙開発・宇宙工学の発展につながる職員の交流が大きな柱。先端加工技術に関する研究協力体制の構築や将来の宇宙科学・宇宙工学ミッションに向けた共同研究、人材育成・人材活用などに取り組む。

 盛岡市の同大理工学部で同日行われた調印式では、同大理工学部の船﨑学部長と宇宙研の稲谷芳文副所長が協定書にサインし、協定を結んだ。

 船﨑学部長は「技術者が宇宙科学最先端の宇宙研でより高度な加工にチャレンジでき、その技術や経験を岩手大に持ち帰れるのがメリット。教員も共同研究に取り組むことが増え、それを学生が学ぶ機会も増える」と意義を強調。稲谷副所長は「宇宙科学の世界は一見華やかに見えるが、支えているのは基本的なものづくり。人材育成や高度な加工技術を学ばせていただきたい。人材や技術を導入し、一緒に作ることを早く軌道に乗せたい」と期待した。