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コラム 記者ワープロ

良さ伝える戦略を 盛岡でフォーラム ものづくり経営へヒント

(10/25)
「新しいものづくり経営」と題した基調講演などが行われた岩手ものづくりフォーラム

「新しいものづくり経営」と題した基調講演などが行われた岩手ものづくりフォーラム

 県中小企業団体中央会(谷村久興会長)の「岩手ものづくりフォーラム」は24日、盛岡市内のホテルで開かれ、県内の中小企業経営者や関係者が基調講演、パネルディスカッションなどを通じて製品の販売戦略や事業承継などに理解を深めた。

 企業や関係機関から約60人が参加。「エンジニア」(本社大阪市)の高橋充弘代表取締役社長が「新しいものづくり経営~ものづくり企業の事業承継と活性化のポイント」と題して講演した。

 高橋社長は在庫の山を築くなど苦節20年を経て2016年末現在累計約300万本の販売を見込むヒット商品に成長した特殊工具「ネジザウルス」の開発、販売の事例を紹介。ものづくり中小企業に必要な四つの秘訣(ひけつ)として、M(マーケティング)、P(パテント=知財戦略)、D(デザイン)、P(プロモーション=広報活動)の「MPDP」を挙げ、「四つの秘訣が重なったところに弾を撃つことで初めてヒット商品が生まれる。日本のものづくり企業はいい製品を作ってもその良さを伝え切れていない」と販売戦略や広報活動などの重要性を強調した。

 また、顧客の要望を製品開発に生かした経験を踏まえ、多数の意見だけでなく少数意見に耳を傾ける必要性も指摘。「一握りの人しか気付かないことに目を向けることで潜在的なニーズをくみ取ることができる。無茶な要望もあるが、その裏を見て何か別の解決方法がないかを考えることが重要だ」などと語った。

 引き続きパネルディスカッションが行われ、藤原則夫氏(東北資材工業代表取締役社長)、小原学氏(小原建設代表取締役専務)、工藤朋氏(わしの尾代表取締役)の3人が「ものづくりと事業承継」をテーマに意見を交換した。

 同フォーラムは2013年度ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金の成果について発表する場で、ものづくり中小企業・小規模事業者の競争力の強化を支援し、ものづくり産業の基盤の底上げを図ることを目的に開いた。