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コラム 記者ワープロ

女性研究者登用を先導 北東北の大学など

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県内外の大学、高専などが連携し、女性研究者の活躍を推進する「北東北ダイバーシティ研究環境実現推進会議」の設立会議

県内外の大学、高専などが連携し、女性研究者の活躍を推進する「北東北ダイバーシティ研究環境実現推進会議」の設立会議

環境整備へ推進会議設立

 女性研究者の活躍の推進やワーク・ライフ・バランスに配慮した研究環境整備など働き方の多様性に向けた取り組みを推進する「北東北ダイバーシティ研究環境実現推進会議」の設立会議は15日、盛岡市の岩手大で開かれた。文部科学省の補助を受けて取り組む事業「ダイバーシティ実現で北東北の未来を先導」の推進組織で、大学など6機関が連携し、女性研究者の研究力向上やリーダーの育成、上位職への積極登用などを進める。

 同日の推進会議は構成機関の岩手大、弘前大、八戸、一関の両工業高等専門学校、東北農業研究センター、民間企業ミクニから代表者、随行の関係者を含め約30人が出席した。

 代表機関の岩手大の岩渕明学長があいさつで「しっかりした活動を行い、実績を挙げることが北東北のみならず日本全体の男女共同参画の向上に寄与すると思う」と委員に協力を呼び掛けた。

 構成機関の出席者が一人ずつ発言し、「女性研究者の取り組みの成果が地域に伝わることで側面的に大きな効果をもたらすと考えている」「女性教員の増加がなかなか進まないのでまずは女子学生を増やすことから始め一定の成果が出ている」「女性を含めた多様な価値観をこれからものづくりに生かしていきたい」などと抱負を述べた。

 同日は議長に岩渕学長を選び同会議と運営委員会の規則を承認。2016年度事業計画も確認した。

 岩手大など6機関は今年度、文科省の科学技術人材育成費補助事業で「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」機関として選定された。事業期間は16年度から6年間。「ダイバーシティ実現で北東北の未来を先導」は北東北を女性研究者が能力を発揮できる地域として創生し、女性応募者の増加を図り、女性研究者と上位職の増加を加速するスパイラルの確立を目標とする。

 岩手大は第3期中期目標・中期計画と連動して女性採用比率20%、在職比率16%、管理職比率10%の目標を設定。各機関は連携しながら▽女性研究者の増加に効果的なポジティブ・アクション制度の構築▽ライフイベントとの両立支援のシームレス化▽女性研究者による共同研究への研究費支援-などに取り組む。

 同事業は研究環境のダイバーシティ実現に関する目標・計画を掲げ優れた取り組みを実施する大学などを選定、重点支援するもので、岩手大などは地域などで女性研究者の活躍促進を牽引(けんいん)する取り組みを支援する「牽引型」として全国5件の中の1件に選定された。