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コラム 記者ワープロ

「おおむね達成」以上79% 県ふるさと総合戦略

(11/22)

結婚支援など遅れ

 県総合計画審議会は21日、盛岡市内で開かれ、県から人口減少問題対策として策定された県ふるさと振興総合戦略の2015年度取り組み状況が示された。重要業績評価指標(KPI)で「達成」「おおむね達成」は79・0%に上った一方で、結婚支援や男女共同参画の推進、保健医療分野への多様な人材参入など21・0%は「やや遅れ」「遅れ」となっており、県は目標達成に向けて各種施策を展開していく。

 同総合戦略は15年度から5カ年間に取り組む施策として、子育て支援や定住促進などの各プロジェクトを掲げ、KPI167指標を定めて対応し、人口減少に歯止めをかけることを狙いに15年秋に策定された。

 取り組み状況は、実績未確定などを除いた157指標について示された。達成は104指標で66・2%、おおむね達成は20指標で12・7%、やや遅れは7指標で4・5%、遅れは26指標で16・6%となった。

 三つの柱別の状況も示され、このうち「岩手で働く」に関してのおおむね達成以上は72・7%で、商工業関係での地場産業の振興や農林水産業での6次産業化などの推進、移住・定住関係での相談窓口体制の強化などが含まれている。国内自動車需要台数の減少に伴いものづくり関連分野の製造品出荷額、岩手ファンの拡大と移住情報の発信強化はやや遅れ以下と評価された。

 「岩手で育てる」では妊娠・出産に対する支援や子育て支援関係など90・9%がおおむね達成以上とされたが、結婚サポートセンターの会員成婚数50組の目標を掲げた出会い・結婚支援の強化は遅れとされた。「岩手で暮らす」のおおむね達成以上は81・3%となり、国際リニアコライダー(ILC)実現に向けた取り組みや女性活躍支援のための環境づくりなどは計画が進んでいる。

 やや遅れ以下は三陸鉄道やIGRいわて銀河鉄道の利用減による公共交通の利用促進や、地域における男女共同参画の推進、保健・医療・福祉関係での潜在看護職員研修参加者数に関する多様な人材の参入などとなっている。

 県はおおむね順調に推移していると分析するが、東京一極集中を背景に「岩手で働く」の指標の伸びが鈍いことからさらに施策に力を入れる方針。今後も毎年度取り組み状況を示して戦略の進捗(しんちょく)管理を図っていく。

 総合計画審ではこのほか、次期総合計画に盛り込むことを視野に検討を進めている「幸福に関する指標」を含め今後10年の本県の展望について意見交換した。